パソコンソフトレビュー

web拍手 by FC2

<注意>ここで紹介しているフリーソフトは私の環境で特に問題なく動いていますが、PC環境によっては不具合の可能性もあります。 メーカーが責任を持って制作・販売しているソフトと違い、個人が制作したフリーソフトの使用で問題が生じても、それは使用した側の自己責任となります。 このコーナーで「こんな使い方を紹介しているのを真似したらパソコンがおかしくなった」などと言われても、私は責任を持ちません。

また、現在は違法コンテンツと知りながら動画等をダウンロードすると、投稿者だけでなくダウンロードした者も罪に問われます。 特にテレビで放送したアニメやドラマ、あるいは音楽CDの内容をそのまま投稿しているようなものには、手を出すべきではありません。


<注意2>このコーナーはかなり前のコンテンツです。現在は入手できないものや、動作しないもの、バージョンが上がってレビューの内容と食い違っている可能性もあります。

AudioEncoder

各種音楽ファイルの形式を変換出来るエンコーダです。WAVE, MP3, Ogg, WMA, MIDIなどに対応。 使用するには.NET Frame Work 1.1が必要です。また、MP3の変換にはLANEが必要です。(どちらもフリーで入手出来ます)

残念ながら2003年時点で開発が止まっており、それ以降の更新はありません。ただし、後継ソフトとなるものを現在開発中とのことなので、その内に出るかも。 使用環境はXPまでとなっていますが、私の環境ではVista, 7でも問題なく動いています。

Defraggler

フリーのデフラグソフトですが、かなり高機能です。Windows標準のデフラグツールでは殆ど改善されない空き領域の断片化も修正でき、ドライブ全体だけでなくファイルやフォルダごとのデフラグも可能。 デフラグの能力もかなり良好です。フリーソフトとしては珍しく、64bit OSにネイティブで対応しているというのもいいですね。

空き領域も含めて完璧にデフラグしたいなら、最初に空き領域のデフラグ(断片化を許容する)を行い、その後に通常のデフラグを行うといいでしょう。ただ、しっかりデフラグしてくれるのはいいのですが、少々時間がかかるのが難点ではあります。

ちなみに、ソフトの名前は"Defragger"ではなく"Defraggler"です。

ez-HTML

私がこのサイトを作る際にも使用しているHTMLエディタです。ホームページ作成ソフトのように画像やレイアウトをカンタンに調整する機能はなく、あくまでHTMLのタグ打ちをするのをサポートするものです。 タグの最初の数文字を入れれば候補を出してくれるので、タグ打ちにかかる時間が減らせます。ただし、一度候補が表示されると強制的にその中から選ばなくてはならなくなることがあり、後から属性などを追加するためにタグを挿入する際には邪魔になることもあります。 もちろん、アイコンを選択して対応するタグを挿入することも可能。テーブルタグなんかだと、指定した行数・列数の型を作った状態で挿入してくれます。

プレビューのために作成中のHTMLを指定したブラウザで読み込ませることも出来ますが、64bit OSではうまくいきません。参照にしているのが"C:\Program Files"の中にあるブラウザなので、64bit OSで"C:\Program Files (x86)"にインストールされたブラウザは認識してくれません。 IEは標準で64bit版が"C:\Program Files"に入っているので起動できますが、通常は使わない64bit版が起動します。

なお、私は使っていませんが、FTP機能も備えているらしく、このソフトだけでアップが可能です。

GetASFStream

下にあるNet Transpotと同じく、ストリーム配信の動画サイトからファイルをダウンロードするものです。 …が、私はその目的では使っていません。聞くところによるとNet Transportよりダウンロードがうまくいかないケースが多いらしいので。

では何の目的に使っているかというと、WMVファイルにインデックスを付けるためです。WMVファイルは通常、プレーヤーで再生していても早送りなどが出来ません。そこでこのツールの機能を使い、インデックスを付けてやっています。

InkSaver

プリンタで消費するインクの量をコントロールできるソフト。最近は純正インクが非常に高価なので、ちょっとした地図や文書の印刷にまで高画質で大量のインク消耗というのは避けたいところ。 このソフトをインストールしておけば、予め指定した比率でインク消費を抑えることが出来ます。もちろん、印刷ごとに設定を修正することも出来るので、綺麗な印刷をしたい場合でも大丈夫です。 インクセーブ比率は0〜75%(ver.3)の範囲でコントロールできます。

私の使っているCanon MG8130での使用感ですが、文字だけなら50%セーブでも十分見れます。もちろん、セーブなしのものより薄いものになりますが、そう問題になるものでもないでしょう。 さすがに75%セーブになると「ちょっと薄すぎるか」という気がしますが、読めればいいだけならこれでもありかと。30%セーブならセーブなしと比較してもあまり違いが見られません。

カラー画像の方は、50%セーブだとかなり厳しくなります。我慢できるのは20〜30%セーブくらいまででしょう。当然、大事な写真を印刷したりするなら、セーブなしにするべきです。 ただ、地図を打ち出したりする程度なら、50%セーブでも問題ないかと思います。

肝心なインク使用量の削減ですが、正直なんとも言えません。きっちり試すには、セーブありとなしで同じファイルを大量に印刷して比較する必要があり、そんな無駄なことも出来ません。 ただ、セーブすると確かに印作結果は薄くなっているので、ちゃんとインク消費量を抑えられているのでしょう。有料ソフトではありますが、本当に50%セーブでインク消費を半減できているなら、すぐに元が取れると思います。

iWisoft Free Video Converter

あらゆる動画形式を読み込み、互いに形式変換が出来るソフトです。FLVやMP4のようにyoutubeなどで多用されるファイル形式はもちろんのこと、DVD(VOB)やWMVといった一般メディアのファイル、また3G2のように携帯で再生するためのファイル形式にも対応。中にはどこで使うのかわからないようなマニアックなものもあります。

英語のソフトですが、インターフェースは実にシンプルで、アイコン表示もわかりやすいので、使い方がわからないということはないでしょう。それでいてエンコードの際のパラメータが細かく出来るので、納得のいく動画が作れます。 異なるファイル形式間での結合やトリミングも出来ます。

私は携帯に入れる動画を携帯用のフォーマットにするために使っていますが、携帯やiPod等に入れる際は、エンコード方式を対応したものにしないと再生出来ないので注意。 アスペクト比も自由にいじれますが、こちらも携帯プレーヤーごとに受け付けるものとそうでないものがあるので、説明書で確認しましょう。

全体としては使いやすくて機能も豊富なので十分なソフト。ただ、エンコードの際はCPUが2スレッドまでしか対応していないのが残念。最近は増えてきている、4スレッド以上で動く環境での恩恵はあまり得られません。

mp3Directcut

MP3ファイルのカット、抽出が出来ます。ひとつのファイルから複数のファイルに分割することも可能。大雑把な音声の波形が出るので、わかりやすいです。一応英語のソフトですが、メニューから日本語化も可能。

残念ながらMP3以外のファイルには対応していません。他のソフトを使うか、MP3にエンコードした上で使ってください。

Net Transpot

動画配信サイトなどでストリーム再生をしているところから、ファイル自体をダウンロードするツールです。海外のソフトですが、日本語でも使えます。 ただし、かなり怪しい翻訳なので、こちらのサイトで配布しているファイルを当てるといいでしょう。 なお、このソフトは一定以上のバージョンでシェアウェアとなっており、無料で使えるのはver 1.90までです。

ダウンロードするには、対象となるファイルのアドレスが必要になります。ブラウザ上でリンクをクリックしてWindows Media Playerなどが起動する場合、そのリンクを右クリックして、「対象を保存」すると、動画ファイルのリンク先をしてしているasxファイルなどが手に入るはずです。 これをメモ帳なんかで開き、mms://で始まるアドレスを探します。これをソースとして実行すれば、ダウンロード出来るはずです。

ただし、動画ファイル以外にも反応し、ブラウザで何かファイルをダウンロードしようとすると、いちいちこのソフトが起動することがあります。そのため、私は設定の監視タブで「次のファイルタイプを監視」を全て削除しています。

PDF-XChange Viewer

軽量で高機能のフリーPDFビューワです。フリー版と有料のプロ版がありますが、フリー版で十分すぎるくらいの機能を備えています。 下線やハイライトに、文字の書き込み、ハイパーリンクの挿入、画像としての保存など、Adobe Readerでは不可能な操作が簡単に出来ます(Adobe Reader Xから注釈機能が追加されました。ただし、PDF-XChange Viewerに比べると機能が少なく、使い勝手も悪い)。 2011年12月14日版からはなんとOCR(画像から文字を読み取る機能)まで付き、日本語にも対応しているのですが、こちらはまだまだ精度が怪しい…というか、使い物になるレベルには達していません。 プロ版ではさらにページの挿入・削除やブックマークの挿入・削除が出来るということです。 InternetExplorerとFireFoxのブラウザ上でのPDFを開くのにも使えます。また、Windows 7 の64bit版にもネイティブで対応している貴重なソフト。ちなみに、埋め込まれた文字の編集は出来ないので、そこは本家AdobeAcrobatを使うしかありません。

Smile Downloader

Internet Explorerのアドオンの一種。YouTubeとニコニコ動画において、動画のダウンロードが出来ます。ややこしい追加機能はないものの、シンプルで使いやすいです。

ニコニコ動画においては、予めIDとパスワードを登録しておく必要あり。また、64bit版IEではFlash Playerが対応していないため動画の再生が出来ませんが、このアドオンによる右クリックメニューは動作します。

SoundEngine Free

WAVファイルの編集ソフトです。インターフェースは直感的に操作ができるよう工夫されており、マニュアルなしでも大体の使い方はわかります。また、オンラインヘルプも充実しており、非常に使いやすいソフトです。 一方で、機能も豊富で高度な編集ができ、フリーソフトとは思えない質。音量を割れない範囲で最大まで上げてくれるノーマライズ(正規化)・曲を複数箇所に区切って同時に切り出し・無音部分の追加などはオリジナルCDの作成に便利です。

公式サイトではVistaまでの対応となっていますが、7 64bitで問題なく動作しています。また、シェアウェアになりますがMac版もあるようです。

SpeedFan

CPUやHDDの温度を監視し、さらに冷却ファンの回転数を制御できるソフト。日本語にも対応。

しかし不具合の報告が多く、フリーズやクラッシュが頻発することも。バージョンによっても安定性が異なるようで、私の場合はバージョンを上げたらフリーズを連発するように。 あまりお勧めしません。

SplitFLV

YouTubeやニコ動から拾ってきたFLVファイルから、音声をmp3形式として抽出するソフト。FLVに埋め込まれているのをそのまま引っ張り出すだけなので、音質の劣化がないのがありがたいです。 使い方もシンプルで、FLVファイルをドラッグアンドドロップして変換ボタンを押すだけ。他に必要なソフトはなく、アンインストールもフォルダごと削除するだけという手軽さです。お勧め。

Unlocker

リムーバブルディスクを取り外そうとした時、「安全に取り外す」を選んでも「使用中」とか言われて外せないことがあります。 このソフトは具体的にどのアプリケーションが対象となるリムーバブルディスクにアクセスしているのかを調べ、場合によっては強制的にアクセスを解除することで、取り外しを可能にします。

…が、私の環境ではあまり役に立っていません。普通に「安全に取り外す」を実行出来る状態ならこのソフトでも解除出来るのですが、肝心の出来ない状態だと、「このディスクにアクセスしているものはありません」みたいなことを言われ、結局取り外すことが出来ないのです。お勧めしません。

White Browser

YouTubeなどから落としてきたFLVファイルをサムネイル表示して管理出来るソフトはないかと探していて見つけたもの。 任意のシーンをサムネイルにすることが出来、タグを埋め込むことも出来る。とりあえず、flvとmp4がサムネイル表示可能。wmvも可能だが、公式サイトなどで一定期間のみ配信しているようなものだと、セキュリティがかかっていてうまくいかないこともある。 また、wmvはインデックスが付いていないこともあり、この場合も表示出来ない。私は使っていないが、youtubeからのダウンロード機能もあるらしい。

不満点は、フォルダ管理が出来ないこと。管理対象としているフォルダがいくつあろうと、全てがまとめてひとつの画面に出てくるので、動画の数が多くなるとやや使いにくくなる。 また、flvはものによってうまくサムネイル表示が出来ないものもある。この場合はスクリーンショットでも使い、任意の画像を使用してサムネイルとする機能で対処している。

聞々ハヤえもん

読み方は「ぶんぶんはやえもん」

WAVE/MP3/WMAなどに対応した音声ファイル再生ソフト。最大のポイントは、音程と再生速度を別々に変更出来るところ。 再生速度の変更が出来るソフトは他にも結構あるが、実際には周波数を変更しており、音程も同時に変わってしまうことが多い(再生速度を下げると音程が下がる)。 その点、このソフトの場合、音程を変更せずに再生速度を変えたり、再生速度を変えずに音程を変更出来ます。

私がこのソフトに求めているのは、カラオケ練習&耳コピ。音程を好きにいじれるので、カラオケボックスのような感覚で自分の音域に合わせることが出来、変更の単位もかなり細かいです。 再生速度の変更は、スロー再生にして聴き取りにくい歌詞を拾うのに便利。

操作も直感的に出来るため、使いやすいです。


inserted by FC2 system