徒然日記

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2018/5/20

響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章(前編) (宝島社文庫 Love & Entertainment) [ 武田綾乃 ]

響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章(後編) (宝島社文庫 Love & Entertainment) [ 武田綾乃 ]

劇場版響け!ユーフォニアム、「リズと青い鳥」を観てきた。公開から1ヶ月経っているが。

原作となっているのは波乱の第二楽章(前・後)だが、構成はかなり大きく変えられている。タイトルに波乱とあるように、原作では複数の問題が持ち上がっているが、アニメではみぞれと希美の2人に関する問題だけに視点を当てられている。 そして、原作では主人公である久美子が関わることで解決に向かっていく要素が多分にあったが、アニメでは完全に渦中の2人が主人公となっており、問題解決に関わるのも同学年の友人である優子と夏紀に役割が移っている。 あと、テレビシリーズや前2作の劇場版と違い、コンクールシーンはなく、そもそも演奏シーンがかなり少ない。完全に人間関係だけを描いている形だ(これは原作自体がそうだったが)。

作画はかなりテレビシリーズと異なるデザイン。テレビシリーズをベースに考えるとかなり違和感があるが、慣れてしまえばこれはこれでいいか。色使いや背景なんかは全体的にぼかし気味で、絵本っぽさを表現しているのかな。 絵本パートでの青い鳥はかわいかった。

曲は演奏メインじゃないストーリーだったものの、やはりみぞれの本気演奏のシーンは良かった。明らかに他と一線を画す実力というのが表現されており、その後の希美の涙や「支える」発現にはなんとも言えないモヤモヤが…。

感想としては、概ね満足のいくものだったというところ。特定のエピソードを抜き出すことでうまくまとまっているし、選ばれたエピソードもひとつの作品として成立させるには一番適したもの。 アニメのタイトルにもなっている「リズと青い鳥」をうまくストーリーに絡めた演出で、本編を進めながら絵本の内容も少しずつ進めていくことで、対比がはっきりしていた。

なお、ストーリーはテレビシリーズの続きの時系列であり、1年前のエピソードが詳細に語られるわけでもないので、テレビシリーズや原作を知らない人には厳しいかとも思っていたが、これは単品で観てもそれなりに楽しめる作品だったと思う。 無論、知っていれば「ああ、これはあのときの話のことか」というのがわかるが、わからなくてもそれほど困りはしないだろう。


録画アニメも観ているが、感想はまた後日。

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