アニメ感想 不滅のあなたへ（Season 2）
Season 1のラストでピオランと死に別れ、周囲を巻き込みたくないというのもあり、なんと40年間、島から出ないという状態だったとのこと。
その間に見た目もかなり歳を重ねた感じだが、人間として40年も経ったようには見えない。ずっと少年の姿を維持していればその姿での年齢は重ねられるが、他のものに変身すると時間経過がリセットされるっぽかったので、ここ10年くらいは変身してなかったのか？
ノッカーはフシが島に引き籠もっている状態が不満だったのか、フシを島の外に引きずり出すための挑発として、島の外で暴れて人間を殺すようになったと。向こうもただ暴れてるだけでなく、色々考える知恵を身につけているということか。
Season 1に登場していたいかれ女のハヤセの孫を名乗る少女、ヒサメが登場。
祖母の伝記でフシのことを知っているのみならず、フシを保護するための団体を立ち上げて布教しまくっているとのこと。怖えよ…。
おまけに、ハヤセが自分自身に仕込んでいたノッカーを引き継いでおり、このノッカーを経由してハヤセの生まれ変わりのような状態になっているとのこと。何それ、恐い…。
ジャナンダ島で共に戦ったトナリがめちゃくちゃ強くなって再登場！確かに、40年くらいなら、まだ生きてる人もいるよね。
そしてヒサメはヤバすぎるな〜。
ヒサメの腕に巣くっていたノッカーをトナリが除去しようとしたところ、ノッカーが自分の意思で動き出し、トナリを攻撃。これにより、トナリが致命傷を負ってしまう。マジか…。
死に瀕したトナリの希望で、これまでにあった人々を思い出し、その姿になるフシ。かつての仲間達の姿になれたことで、彼らの死を知って悲しみを受けるフシだったが、ジャナンダ島で共に戦ったトナリとサンデルの姿になれなかったことで、2人はまだ生きていることを知る。いや、目の前にいるから！
最後まで名乗らなかった2人だが、フシがトナリの姿になったときに、その手に持っていた日記から、彼女がトナリであったことを知ると。トナリは自分が死んだ後、フシが強い体を得られるようにと、毒への耐性を身につけたとのこと。
フシが島を去った後も、仲間として想っていてくれて、生涯をかけてフシの力になろうとしてくれていたんだな…。
後で合流したヒサメは、トナリに攻撃されたあたりからの記憶がないと。完全に意識を乗っ取られてるじゃん…。
そして宗教の連中が怖え。なんか、ヒサメ本人はどうでも良くて、あくまでハヤセの子孫を残すための道具としてしか見なしていない様子。それどころか、教義の対象であるはずのフシにさえ興味を持っていないような…？
フシは仲間が必要なことを認識して、ノッカーを呼び寄せないように気を付けつつも、街に出るようになったと。ただ、やはり思い切れなくて、仲間と呼べるのは死んで姿を得た人達だけ。
そこからまた大きく年代ジャンプで、その間にハヤセの子孫達が付きまとってくるのには笑えるが、一方でかなり恐い。そしてラストには、なんと男性の子孫が？フシとの子を得るのがハヤセの魂としての目的ではなかったのか？
カハクは男なので、フシには恋したりしない…とか言っておきながら、パロナの姿になったフシに惚れてしまうと。まぁ、確かに、それでもフシとの子供を作りたいという目的は果たせるか？
フシの支援宗教が拡大する一方で、それを不満に思う勢力もいると。まぁ、宗教ってそんなものね。
旅をする途中で、宗教連中やその対抗勢力とも違う、妙な王子の一行に捕まってしまうと。
フシを捕まえて、父王に認めて欲しいみたいな感じだったが、父王もこいつもお気楽というかなんというか、だいぶ変わってるな〜。
フシは次に大切な人がノッカーに殺されたら、もう全てを諦めてノッカーにやられるつもりだと。おいおい、それでいいのか？
王子は所謂幽霊とかが見える人間ということで、フシのことは幼少期から、なんとトナリ（の霊）から聞いていたらしい。そしてフシの背後には、フシがその姿をとることができるかつての仲間達の霊がついてきており、だからフシが姿を変えて城から出たときもすぐに気付いたらしい。
父王が長子であるこの王子ではなく、弟王子を後継者に選んだのは、自分とその周囲だけを喜ばせようとする長子より、民のために共に動くことができる次男の方が王に相応しいと判断したからと。
まぁ、それだけを聞けばそうなのかもだけど、兄王子の方も民衆の人気はあるっぽいし、特別問題があるわけじゃないと思うんだけどな〜。
旅先では賛同者を得るためにと、フシが住民達の欲しいものを作り出したり、なんか大道芸みたいなことを。いいのか、それ。
あと、妹姫が内緒でついてきているが、トラブルの臭いが…。
今にも死にそうな病気の少女を助けて欲しいと言われたが、そんなことはできないと。それどころか、その相手の痛みだか負の感情だかも伝わってくるらしく、その場にいることも辛いらしい。
少女の死後、自分にできるのは少女の姿になり、そこから自分が抜けた後の抜け殻を作ることだけだと。
しかしフシ達が去った後、なんとその抜け殻だったはずの少女が生き返った！どうやら、魂がまだそこにいた場合、フシが作った抜け殻に入ることで、生き返ることができるらしい。
なら、いつもフシの後ろについてきている仲間達の魂は、フシが抜け殻を作れば生き返ることができるのではないかと、王子は気付く。
しかし、それをフシに教えようとして、その仲間達が生き返ればフシは仲間と一緒に行ってしまうであろうこと、フシ以外の者に知れればどう考えたってろくなことにはならないであろうことに気付き、とりあえずは隠すことに。
ただ、これ、例えば黙ってついてきている妹姫がノッカーとの戦いに巻き込まれて死んだりしたら、王子はどういう行動をとるかな…。
カハクがパロナの姿のフシに抱きつくと、フシは気分が悪くなったと。そりゃ、パロナを殺したのは、カハクの先祖のハヤセであり、カハクの腕にはハヤセと融合（？）したノッカーがいるわけだし、当然と言えば当然か。
カハクはヤハセのやったことを知らなかったようでショックを受けており、ボン王子からはフシへの接近禁止令を言い渡されると。
その後、フシを敵視する教団にフシが攫われ、更にボン王子も教団からフシを手放すよう迫られると。
最初は抵抗していたが、協力すればボン王子を王にするために教団が協力するが抵抗すれば異端と見なして家族もろとも弾圧するという飴と鞭に迫られ、フシを引き渡すことに同意することに。
教団はフシを鉄の箱に閉じ込め、そこに溶かした鉄を注ぎ込むことで、不死身のフシを事実上封印すると。なるほどね〜。
観察者が助けるどころか、どこまで耐えられるか数えてやろうとか言っており、こいつはフシをどうにかしたいのか？
熱に晒され続けた結果、自ら鉄を溶かすほどの熱を発することができるようになったと。フシはどこまで進化するのか。
単に鉄を溶かして脱出するだけでなく、自らが固まってしまった人型を残し、死んだと見せかけるとは。頭いいな〜。
ボン王子は、自分が罪を認めないまま逃げたり死んだりしたら、教団の連中の憂さ晴らしにならず自分の周囲に被害が及ぶかもしれないと考え、あえて捕まったまま教団に処刑されることを選ぶと。成長したなぁ…。
ボン王子の処刑直前で周囲にいた連中を眠らせ、その間に救出し、死体（の人形）を残していくと。なるほど、うまくやったね。
世間的にはトドとともに死んだことにして、家族や親しい人だけに伝えておくと。
トドの元の姿（？）は結構可愛かった。ボン王子と反対側の檻に入れられて声だけ聞こえる状態の時、頑なに画面に映らなかったのは、痩せていっている姿を隠していたのか〜。
そして王子が幽霊だと思っていた女の子も、トドであったと。いや、なんで幽霊が置いていったハンカチを、トドが作ったみたいなこと言ってたのかと思っていたが、まさか外壁を登って王子の部屋に入ってきていたから、自分にしか見えない幽霊だと思われていたとは…。
カハクはフシが悪魔認定され、求婚も拒否されたことで自暴自棄になり、自分の腕にいるノッカーを殺そうと…が、ノッカーが抵抗したうえ、なんとカハクの腕を操って文字を書き、会話まで！
こいつらの言い分によると、この世界にいる生き物たちは肉体という不自由な檻に捕らわれており、そこから解放されれば幸せになれるから、自分達はひとつでも多くの魂に幸せになってもらうべく檻を壊しているのだと。これだけ聞くと狂信的な宗教の信者っぽいが、黒いやつが事象としては肯定したあたりがまた…。
次にノッカーが暴れたのは、フシを悪魔認定した宗教の総本山。放っておけばいいような気もするが、そこは助けに行くのね〜。
襲われる人達を助けるために戦ったが、今回の戦いで5人分もの姿を奪われてしまったと。おまけに、取り戻すために向かった先でも散々な目に。
パロマの姿が奪われたと知り、ショックを受けているカハク（笑）。
今のままではノッカーと戦っても、また姿を奪われるだけなので、ちゃんと強くなれとボン、カハクから諭される。
観察者から、もっと強くなるための方法として、自分が作り出したものに繋がっていれば、そこに触れたものを感知できる方法を教えてもらう。今後、巨大なものを作り出せるようになれば、巨大な目を持ったような状態になるということらしい。
ウラリス王国でもらった（勝手に付いてきた）馬は、まさかのフシの肉体の一部から作られたものと。ピヨランの生まれ変わりとかかと思っていたのだが、違ったか。
フシから作られたとは言え、完全に別の存在なのね。現状は丈夫な馬という程度だが、今後、どんな役に立つのやら。
店先の商品を覚えて自分で作れるようにする、お金を作り出す。よくよく考えなくても、犯罪だと思うのは気のせいだろうか（笑）。
土器人なる種族の少女、エコが登場。エンディングでのイラストで前から登場していたが、最初は「髪の色と服の色からしてリーンだろうけど、なんか顔が崩れてるような…」と思っていたが、別人だった。
土器に触れることで互いに会話をするという、なんとも妙というか不便な…。
なりたいものを「自分のものにする」というのが、手に入れるとか所有意識を持つとかいうことではなく、自分と一体のように感じられるようになるという意味だったと理解し、フシが一気に成長。なんと、3km先に出現したノッカーを感知し、しかも遠隔で倒してしまうと。
ボン王子が、フシが人間離れしてしまっているのを不安に思っていたようだが、さて、今後それが問題になることがあるのかな。
ボン王子の言う、不死身の仲間というのは、まず絶対に裏切らないこと。そしてフシが自分の姿として獲得しておくこと。これが為れば、こんなことを考えて実行するボン王子は地獄に落ちるであろうなんてことまで。
フシは、彼らが死んだ後に、フシがその姿になることで実質的にその存在が滅びないということだと解釈し、戦いのための道具として利用したくないのを知っているくせにとボン王子に対して怒りを示すが…これ、そういうことじゃないんじゃないかと思う。
フシの能力で死んだやつの肉体を作り出し、魂がそこに入ることで、まさに生き返るということじゃないかな。そんなことをする相手だからこそ、絶対に裏切らないやつである必要があるのじゃないだろうか。
ノッカーが襲ってくる予定の国では、フシやボン王子達による防衛策が提案されるが、当然ながら国の協力も必要。ただし、協力を得たいなら、自分達で信頼を得てくださいと。
上から目線で言えば、「助けてやろうというのになんだ」だろうけど、そもそも本当にノッカーが来るのかもフシ達の言うことだけ、そして国を好きにさせてフシ達が害を及ぼさないなんて保証はないんだから、当然だろうな。
フシは黙黙と家を潰して自分の体と繋がった家を建て直しているが、街全体を置き換えるには時間が足りないと。ただ、信頼や協力を得ようという意志はないな〜。
フシの新たな肉体候補（？）の背景がに明らかに。
教会のやつ（ハイロ）は悪魔憑きとして隔離されていたようで、痛みを感じないらしい。こいつに優しくしたからと監視役だった女性が歯を全部抜かれてその歯で作った入れ歯をプレゼントって、教会ヤバすぎだろ…。
ぐーたらっぽいの（メサール）は、王女の腹違いの兄だったと。ただ、王女はそのことを知らないらしいな。幼少期に王女と遊んでいたとき、なぜ召使いの子供と言われていたのだろう。父王が召使いに手を出して生まれた子供とか？
メサールのおかげで王女の協力を得られ、建物の解体作業が加速。フシも信頼の大切さを理解したか？
メサールは引き続き王女とゲームで勝負をして城壁を解体する権利を得たり、地下水路の地図をもらえたりと、大活躍。
エコは地下水の異常を感知して街に貢献。ノッカーが地下水道を通ってくるかもとか言っていたから、先行して仕込みに来たノッカーをエコが感知したのかと思ったが、そうではなかったか。
一方でカハクはフシを気遣って休ませようとするが、そんな暇はないのが現実だし、「お前はお前にしかできないことを何かしないのか」とボンに言われてしまう。確かに、家事しかしとらんな〜（笑）。
フシは街中に根を下ろしたことで、街中の人の痛みや幸せな気持ちを感じとることができるようになり、痛みを感じるたびに助けに入るように。
最終的にはフシの正体が教団に処刑されたはずの悪魔であることがバレたが、フシの行動を見てきた人達はもう忌避することはなかった。いい展開だね〜。
ついにお城も建て替え。
王女の「こんなお人好しを悪魔と呼ぶなんて」っていうのは同意だね〜。
黒いやつは自らの意志で普通の人にも見えるようにできるのか。そう言えば、ピオランの死に際にも姿を現していたか。
姿を現しているときなら、普通に剣で切りつけることもできるし、切られれば血も出る様子。それで死んだりすることはないんだろうけど。
こいつの目的は、フシに自分の代わりをさせることと。そのうち自分が消えるから代役を用意するのか、消えたいから代役を用意するのか、さてどっちだろうね。
体を奪われても即座に動けるよう、事前に体をいくつか作って各所に配置しておく。他の建物などと同じように、紐で繋がっている限りはフシの体の一部だから、腐ったりもしないと。
だったら、それがフシから分離してしまえば…？