アニメ感想 賭ケグルイ××

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第1話

来ました、イかれたギャンブル狂アニメの第2期!

いきなり勝負が始まっているが、その内容はロシアンルーレットとチキンレースの組み合わせのような代物。先に降りたら当然負けだが、当たりを引いてしまうと指が吹っ飛ぶと。 もっとも、実は当たりを引いてギロチンが落ちてきても指は無事という仕掛け。だから仕込んだ本人は最後まで居残るし、対戦相手は途中でビビって降りることになると。普通の相手なら…。

夢子と生志摩じゃ相手が悪い。指が飛ぶ程度の恐怖なんてスリルや快感としか思わないし、夢子に至っては仕掛けを見抜いているっぽいからどうしようもない。 実は本人の知らないところで仕掛けを解除されていて本当に指が飛ぶ状態になっている疑惑が持ち上がり、ビビる立場が完全に逆転。 選挙管理委員に夢子が訊いた「外しましたか?」が本当に仕掛けのことかどうかは不明だが、たぶん本当は解除されていないんだろうな。とは言え、ブラフだと断言することもできないが。

相変わらず視聴していると本当にゾクゾクするアニメ。今期も楽しみだ。

第2話

時間軸が戻って、会長を頂点とする百喰一族が乗り込んでくる経過を説明。会長、やはりイかれてる…。

分家の中で一番力がありそうな等々喰家の代表(車いすの子)は会長のことを憎んでいるようだが、最後は絶望の淵に沈む未来が目に浮かぶ…。

夢子はやっぱり百喰一族だったのね。末端ではあるものの一応一族としては認知されているらしい。ただ、今回の件でそれぞれの一族が代表を学園に送り込んできているが、夢子の蛇喰家はどういう立ち位置なのやら。 夢子が代表という扱いではないと思うのだが(少なくとも夢子にそのつもりはないだろうし)、代わりの代表を送ってきている様子はないし、関心がないのか、夢子が引っかき回すのを楽しみにしているのか。

ギロチンギャンブルはなんともあっけない幕切れ。生志摩が最後の2本を同時に切っちゃいましたとさ。案の定、夢子は静かに激怒し、「二度と顔を見せるな」と。そりゃねぇ…。

第3話

現生徒会役員の西洞院を破った2人との勝負。

ギャンブルの内容は単純だが、賭け金のレベルがやはり異常。投票権はギャンブルでないと移行できないが、その勝負の時に投票権以外を賭けてはいけないというルールはないということか…。

ゲームを進める内に、夢子の様子がおかしくなってくる。最初はギャンブルに興奮しているだけかと思いきや、なんと勝負を始める前に毒を盛られていたとのこと。 しかも、西洞院相手にも同じことをしていたとかで、さすが製薬を生業とする一族の代表。そういや、「掃除」を生業とするやつもいたような…。

代わりに入ったのがなんと早乙女。第1期では初っぱなに負けた噛ませ犬かと思いきや、どんどん出番が増えてるな。しかも副会長から協力を求められるほどに注目されているとは。

鈴井は夢子の「早乙女さんの言うことをよく聞いて」に従って手札を暴露したが、それで良かったのかね。「指示に従え」じゃなかったのが気になるところだが。

第4話

早乙女がやってくれました!

いきなりレイズで持ち票全部をベットした早乙女だったが、「勝てる」という宣言の通り見事に勝利。 そして3戦目は実質的に人生そのものをかける大勝負!対して、陽喰・隠喰の姉妹はバレないように通しをしていて勝つ気満々だったようだが、実は早乙女は2人の手を把握済み。 通しを読んだのかと思ったが、実はカードの配り方の法則を読んだという、ギャンブルに精通していない相手だからこそ見抜けなかった方法。なるほどな〜。

ラストは妹の隠喰の方が無理矢理負けさせられてダウン。姉貴、ヒデぇ…。形上、今回の勝負の敗者は妹だけなので、姉の方はまた再戦を挑んでくるんだろうな〜。

第5話

全体の票数(=生徒数)っていくらなんだろう。会長の票数がやたらと多いけど、会長に挑む無謀なやつがそんなにいたとも思えないし、ある程度他で稼いだやつが挑んで負けたのかな。

尾喰とかいう男が会長と勝負していて「おっ」と思ったが、会長が仕掛けてきた無茶な勝負はまともに取り合わずにかわし、会長に凄い顔をさせることに。 いや、でも真面目に勝とうと思ったら当然の選択なんだけどね。ギャンブルそのものに意義を感じている会長や夢子が異常なんだし。

和楽喰とかいうマスクは、まさかのアカデミー賞女優。夢見弖のせこい買収作戦も無視するレベルでの圧倒的歌唱力を見せ、1回戦は圧勝。しかし、これってギャンブル勝負になってないんじゃ…。

第6話

2回戦はハバネロ入りマカロンを互いに食べ、どれがアタリだったかを言い当てるゲーム。ちょっとギャンブルっぽくなったけど、なんてエグいゲーム…。巻き込まれた黄泉月選挙管理委員長はお気の毒…。

夢見弖の努力は大したものだったが、残念ながら一発で見破られる。そして相手のアタリは夢子が2分の1を引き寄せるまさにギャンブラーな方法で言い当て、なんとか最終戦勝負へ。

3回戦はブラフもありなチキンレース。しかし、開始前に女優として勝つことを諦めた夢見弖が「気持ちよく負けて終わりたい」みたいなことを言ったから、夢子が大激怒。何だあの作画は!(笑)

ラストはファンのために気持ちより勝負を取った夢見弖のおかげで勝利。アカデミー賞女優にも認められ、万事丸く収まった(?)。

第7話

なかなか面白いゲームでの勝負。裏切れば有利になるが、みんなが裏切っていると全員負けて胴元が勝つ仕組み。 心理戦になるが、ルールとして互いに協議する場を設けられているのがなかなか嫌らしい。どのタイミングで裏切るのか、協議の際にどれだけブラフを張るかがポイントか。

豆生田はやる気がないように見えるが、実際のところどうなのか。皇が豆生田の人生計画書を持っているので、裏で協力体制を敷いているということも考えられるが。

裏切り者は豆生田の指摘通り夢子なのか。難しいな〜。

第8話

夢子のギャンブル狂を知っているはずなのに、夢子がつまらない小細工をしていると言う豆生田に対し、「ふぬけている」と怒る皇。それで目覚めたのか、以降は怒濤の攻勢に!

それにしても、裏切り者の仕組みがなかなかに面白かった。確かにゲームに合ったやり方だし、裏切りが発覚するのも織り込み済みで協力者をハメるとは。

今回は夢子の活躍があまりなし。皇が主人公で、豆生田がヒロインという感じだったな。豆生田は皇の望むとおり気迫を取り戻したようだが、現状1票しか持っていないはずだし、さすがに生徒会選挙に食い込むのは無理か。

第9話

生徒会書記の五十嵐が夢子に喧嘩を売ってきた。夢子のギャンブル狂は周囲をも狂わせるので、会長の愛する学園を守るために夢子を排除すると。 それはダメだと何度も会長に止められているはずなのだが、そこはいいのか。

生志摩によると、五十嵐は自分が定めたもので1位になることに執着するのだとか。その対象が今は会長と。でも、どう考えても1番になんて思われてないよね。嫌われてはいないと思うが。

勝負の方法は、扉に書かれた問題を互いに解いて解錠し、5階建ての塔を往復するというもの。ただし、扉はいくつもあり、どれを開けるのかが問題。 明らかに無意味そうな外(足場はない)につながる扉とか、1階と5階をつなぐと見せかけて実は通れない扉とか。単なる運任せでは勝てないだろうし、いかに最善の扉を見分けるかが問題か。

夢子はいきなり外への扉を開いたが、これが実質的なお手つきになって不利になるのか、後で生きてくるのか。飛び降りれば1階まで最速だけどね〜。

第10話

中央の階段が入ってきたときとずれているというのは想像がついていたけど、内側が回転していると思ってた。中にいるやつに気付かれないでよく足場を回したな。

落ちても死なないようになっているというのも予想はしていたけど、たまたま五十嵐が選んだ扉以外は死ぬことになっていたとは…。それに、会長が助けに飛び降りるというのも予想外。

五十嵐は会長の一番になることに固執していたけど、元々は会長のそばにさえいられればよかったということを思いだした形か。人の気持ちを縛ることなんてできないという、この作品にしては非常に綺麗なオチだった。

次回は、今まで大人しくしていた×喰ばつばみが動き出す?過去に夢子と因縁がありそうだが、こいつの家が没落した原因が夢子の家とか?

第11話

金で金を競り落とすという、独特のオークション。 当然、落札対象より安い金額(票)で競り落とせば得をするが、落とせようと落とせまいと、入札参加に使った票が戻ってこず胴元に回収されるというのがポイント。

オークショニアが入札に参加していたり、会場外から入札してくるやつがいたり、そもそもオークショニアが出品者だったりと、イカサマやりたい放題。ルールで禁止していないとは言え…。

ラストは夢子の挑発により本性(?)を表した×喰がイケイケモードになっていたが、なんじゃありゃ。


ところで、生志摩を無視する夢子が凄い顔をしてたw

第12話(最終話)

30億円を支払って本当の×喰を見たいという夢子。金の価値がわかってないわけじゃないんだろうけど、やはり感覚はぶっ飛んでるな〜。

×喰の家は元々は別の名前で、本来「×」には別の字が当てられていた様子。一族の中での争いに負けて家畜身分になっているとのことだが、その原因が夢子とかではなく、もっと昔かららしい。

×喰が夢子に恨みを持っているのは、自分の心を救ってくれた恩人が夢子に敗れて壊れてしまったからという感じらしい。もっとも、その相手は夢子の姉のようなのだが…。×喰はそのことを知っているのだろうか。


ギャンブルの方は、参加者同士で争うほど胴元が得をするシステムだが、一度入札に参加すれば自分が競り落とさない限り損をするというものでもある。 参加者が勝つためには、初手で安い額を入札して、以降は誰も入札しないということが必要だが、互いに信頼できない参加者同士ではこれも難しい。結局、×喰の思惑通りガンガン入札が進んだわけだが…。

そこで夢子が取ったのは、落札したときに得られる100票よりも多い101票での入札を連発するということ。これにより、ギャンブラー達が心を通わせ、1票での落札を連打! …が、イマイチよくわからなかったり。争っても夢子が101票で被せてくるから、最初に誰か1票入れたら後は見ていた方が得だと言うことだろうか。 だったら、前回早乙女が「誰が何票入れようとも私が99票で被せる」という宣言と同じことだと思うのだが。

最終的には×喰の票が尽き、ゲーム終了。×喰が集めた相当数の浮動票がランキング上位の有力者の元に集まり、票の集約が成さされた形になった。


後日談としては、百喰一族の中での下克上を狙っていた×喰は力尽き絶望したが、票を失っただけで自分自身を賭けていたわけではないだろうと生志摩や夢子に指摘され、夢子との最後のギャンブルに挑むことに。 夢子が×喰を知るために支払った30億円、即ち×喰自身と、夢子の「蛇喰」の名を賭けた、コイントスによる1発勝負!

まぁ、結果としては(当然ながら)夢子の勝ち。しかし、×喰が家畜ではない自分自身を示したということなのか、現当主である会長から「×」に代わる字をもらえることになった様子。 男装も解いて、自分らしさを取り戻したようだ。この作品にしては、なかなかのハッピーエンドなオチか?


さて、これで第2期も終了。

百喰一族が乗り込んできての生徒会選挙という新しい流れだったが、ギャンブルで移動するのが票ということで、勝てばプラスだが負けても何ら痛くないという、ちょっと緊張感に欠けたシステム。 まぁ、ギャンブルの内容自体が、負ければ指が飛んだり、毒針を刺されたり、塔のてっぺんから飛び降りさせられたりと、そっちの方が恐ろしかったが。

ストーリーは、票も集約されてきてこれから盛り上がる…というところで終了。百喰一族の中でまだ活躍していないやつもいるし、できれば早めに第3期をして欲しいな〜。

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