アニメ感想 えんどろ〜!

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第1話

オリジナルアニメ。

いきなり勇者一行と魔王との対決シーンから始まり、開始5分でエンドロールが流れてTHE END。…って、おい!

その後、勇者パーティーが何やら平和な世界で学校に通っている様子で、平和になった世界を満喫しているのかと思いきや、どうやら時間軸的には魔王討伐以前のことのよう。 そしてそこへ赴任してきた新任教師の名前が「マオ」で、未来の時間軸で勇者達にかけられた(失敗)魔法のせいで、記憶だけを残して過去に戻された魔王とのこと。 その目的は、邪魔になる勇者達を今のうちに抹殺…ではなく、冒険者学校を退学になるよう仕向けること。なんか優しいな(笑)。

しかし、退学に向けた仕掛けがどんな風に巡り回ったのやら、結局は勇者としての第一歩を踏み出させてしまったり。これが正史なのか歴史の修正力によるものなのかはわからんが、そんなことを気にする作品でもないか(笑)。

ファンタジー+きらら作品っぽい日常ゆるふわ系ということで、実に平和。キャラは今のところ可もなく不可もなしといったところで、続けるかもしれないし、つまらないと判断したら切るかもしれない。

第2話

魔王のマオちゃん先生は非常に職務に忠実。着実に勇者達を導いてます(笑)。

リーダーを決めるにあたり、4人共があまりにもフリーダム!せめてセイラちゃんだけでもしっかりして!(笑)。

幸運が最強の勇者というのも新鮮かも。RPGの勇者って、大抵の場合悲劇に見舞われるか、そこまでいかなくても幸運とは言いがたいのが殆どだし。

後半には、魔王が未来で勇者達に敗れた経緯の詳細が明らかに。まさかの開始一手目での禁断魔法発動だったとは(笑)。

そんな自由すぎる勇者達と再びまみえれば、また同じことの繰り返しに…。ということで、マオちゃん先生の選択は「魔王なんてやめる!」 それでいいのかw

第3話

セイラちゃんのゴリラに対する情熱は何なの…。

練習用クエストで迷い猫探しばかり当たるのは何の嫌がらせかと思ったが、単なる偶然なのか。しかし、なんでそんなものを、しかも複数出題したんだ…。

後半は迷い猫探しからガチのクエストっぽいことになったが、塔の前に立っていた案内の男がRPGの村人すぎる(笑)。

第4話

夏休みの課題で海へ行くことに。課題は島のモンスターの生態調査だったが、そこで鯖魚人を釣り上げて、海にいるらしい邪神を討伐する流れに。いや、どう見ても鯖魚人の方が邪悪じゃ…。

邪神は勇者じゃなきゃ倒せないということで、ユーシャの持つ勇者の剣が力を発揮!魔王はいなくても、ちゃんと勇者だったんだね!

ラストは逃れた邪神がちびドラゴンに食われて終了。いや、こいつ何者…。

第5話

祖先が初代勇者という王家の姫君が冒険者学校へ来訪。その目的は、憧れの勇者様に会うこと!

それはいいのだが、勇者様へのリスペクトが足りないからとお祭りをぶち上げたり、お嫁さんになる宣言をしたり。そしてそれに振り回される騎士や教師達…お疲れ様です。

最後には、とうとう冒険者学校への編入まで!しかし、祖先が勇者だからって冒険者としての適性はあるのだろうか。まぁ、どこぞの素晴らしい異世界には世界最強クラスの戦士である姫様もいるし、こっちもそうなのかもしれないけど。

マオちゃん先生の正体は姫様にバレてる?勇者の子孫だし、現勇者を特定するアイテムもあるのだから、魔王を見破れてもおかしくはないか。その場合、ユーシャを勇者たらしめるために魔王になることを強制されそうな気が…。

第6話

マオちゃん先生が「魔王風邪」なるものにかかり、「この病気は魔王しかかからない、まさかお前は魔王なのか!」みたいなことになるのかと思いきや、「魔王すら逃れられない風邪」ということだったらしい。

かつてユーシャ達と戦ったときと現在(過去)で、勇者達はあまり変わってないのに魔王はえらく成長してるなと思ってはいたが、今の姿が標準で、ユーシャ達と戦ったときは変身していた様子。さすがにあのままでは魔王としての威厳がないしな〜。

ところで、歴代魔王の記憶は3000年分あると言っていたが、一方でマオちゃん先生は999代目魔王とのこと。ってことは、3年ごとに魔王と勇者は出現しているのか?

第7話

勇者マニアのお姫様が、今度は勇者パーティーの面々に矛先を向けましたとさ。

過去の勇者パーティーの同職業の人物と比較して「○○と同じですね!」と褒めてくるが、999代もいたら似たようなやつの1人や2人はいるわな〜。ってか、全部覚えてるのか…。

セイラが片付けられないのを「個性的」で済ますのはどうなのか(汗)。メイのカルタードオタクを「研究熱心」というのも…。それにしても、ひとつの町に同じ業種(カルタード屋)がそんなに何軒もあるのってどうなの。

最後はファイだったが、こちらは野生児のファイに振り回され、お姫様もたじたじ。ってか、ファイもお姫様にそんな無茶をさせるんじゃねえよ(苦笑)。

最後はお姫様がファイのために苦手なものを頑張って食べていい話?餡子が中に入っているメロン、しかも皮ごと食べられるというのはシュールだったが。

第8話

ユーシャ達が勇者らしいことをしていないと、マオちゃん先生に勇者用クエストを用意するよう求めるローナ姫。 最初は渋るマオちゃんだったが、目もくらむような大金を見せられて引き受けちゃう。それでいいのか(笑)。ってか、ローナも姫のくせにやることが汚い(笑)。

んで、いつの間にか用意されていた魔王城(仮)に攫われたローナ姫を救出するという、やらせクエストが発注されることに。何も知らないユーシャ達は、本気で挑んできているけど。

ローナを助けようと奮闘するユーシャ達を見て、ユーシャ達に何を望むのかとローナに問いかけるマオちゃん。 そして「勇者だから」「魔王だから」「姫だから」という理由ではなく、「友人」であるローナを助けるために戦うというユーシャの言葉に胸を打たれ、やらせであったことを白状し、謝罪するローナ。 これまでユーシャのことを個人としてのユーシャではなく、役割である勇者としてしか見ていなかったことに気付き、改めてユーシャと友人になることができた。 いや〜、いい最終回だった(違

第9話

カルタードを生産している唯一の種族の秘祭へ参加する話。

メイが長い時間をかけてようやく誘ってもらえたお祭りだったが、同行しただけの3人があっさり参加を認められるという、メイにとってはなんかやるせない状況に。 おまけに、翻訳書を見ながら相手の言葉を理解していたメイに対し、ファイは野生の勘でわかっちゃうし!

しかし、カルタードが木になっているというのは、なんともシュール。ってか、この前、原初のカルタードは偉い魔法使いかなんかが発祥とか言ってなかったっけ?

お祭りではレアなカルタードを取ってきたやつが王様というゲームが繰り広げられたが、そうやって集めてきたカルタードは、来年の豊作を祈るためにお焚きあげ!もったいない〜。

第10話

雪山で遭難して幸せな夢を見る話。

ユーシャが魔王と戦う夢、ファイが世界中の珍味を食べまくる夢、メイが全てのカルタードを手にして意識を持ったカルタードとラブラブする夢。 前2人はともかく、メイのあれって何…不思議の国のアリス…?

そして今回の主役のセイラは…うん、まぁ、ねえ…?胸の大きいエルフなんて殆ど見ないし、諦めた方がいいんじゃないかな〜?部屋の整理は自分でやりましょう。


騒動の原因は、冒険者を夢に引き込んでいる間にカルタードを食べるモンスター。メイの天敵ですな。

唯一夢を打ち破ったセイラだが、自分でも現実が見えてるということか…。

第11話

上級クエストをクリアしたご褒美にと、マオちゃん先生の家に遊びに来るユーシャ達。 それに対し、「教師の威厳にかけて」と料理を振る舞うマオちゃん先生だったが、その味は…。タイトルの「ファイナルデッドエンド」ってこれのことかい! これは作ったのが魔王ということによるものなのか、マオちゃん先生の料理(魔法)の腕によるものなのか…たぶん後者かな…。

そしてその不味い料理を食わされたチビドラゴンが吐き出したおびただしい量のガラクタの中に、なぜか過去に飛ばされる前に魔王の元にいたメイドゴーレムが。 記憶を失っていて魔王のことはバレなかったが、ローナ姫の取り出したカルタードにより記憶が戻ってしまう!…ユーシャ達の

これにより魔王関係者であるゴーレムが連れていかれそうになったが、「魔王としての矜恃にかけて部下を見捨てることなんてできん!」とマオちゃん先生が魔王の姿を見せ、ローナ姫もろとも攫ってしまう! …が、その場のノリで行動したために後のことは考えておらず、どうしたものか…。そしてユーシャ達は今度こそ魔王を討つのか。

あれ?この作品ってこんなシリアスな話だったっけ…(汗)。

第12話(最終話)

なんでそんなにしょっちゅう魔王が復活しているのかという理由付けがなされ、「おぉ、なるほど」と。 具体的にそれがどのような力なのかはわからないが、運命により、魔王が力を取り戻しきる前に復活させて勇者に倒させ、それを繰り返すことで魔王という存在を少しずつ削っていったとのこと。 魔王も勇者も、まさに運命付けられた存在だったわけだ。

しかし、マオちゃん先生が魔王だとわかったところで、先生としてお世話になった記憶が消えたわけではなく、簡単に「魔王だから倒す」ともいかない。 だからといって倒さずに放置しておくと、魔王としての力が完全になり、島が滅びてしまうと。マオちゃん先生が自制すればいいんじゃないかという気もするが、魔王とは個人ではなく力そのものみたいなニュアンスだから、そういうわけにもいかないのか。


んで、その解決方法は…勇者と魔王の概念をチビドラゴンに食わせてなかったことにする…って、えぇ!?

いや、確かに邪神を食ったりしてたけど、あいつ何者!?「そんなの創造神の領域」と言っていたが、ずばりそのものなんじゃ…。


さて、実にユルいまおゆうもの(?)だった本作も、これで終了。こんな雰囲気の作品なので、ものすごい盛り上がりみたいなものはなかったが、キャラの個性が強かったし、突っ込みどころ満載で、なかなか面白くはあった。

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