アニメ感想 フルーツバスケット 1st season

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第1話

原作は10年以上前のもので、3〜4年前からは続編が始まっているが、こちらは最初のシリーズを原作としている。続編は読んでいないが、最初のシリーズは全巻既読。

アニメ自体もこれが2回目なのだが、前にやったときは原作が完結していなかったこともあり、終盤はオリジナル展開。今回は最後までいくと思われるが、今期は全12話となっており、どのあたりのエピソードまで消化するのやら。

また、2回目のアニメ化にあたり、原作者の意向で全てのキャストや作画を一から用意しており、特にキャスト総替えということで、前のアニメの声を覚えている人には違和感があるかも。


原作も前のアニメも知っているので、細々とした感想は書かず、(覚えている範囲で)前のアニメとの違いや、注目ポイントだけ。


キャラデザはかなり現代アニメっぽくなっているが、等身がやたらと高いのが気になる。やけに細長いんだよね。

声は今のところあまり違和感がないが、由希だけはややイメージから外れる。悪いとは言わないんだけど、もうちょっと王子様っぽくというか、中性的な声の方がいいと思うんだけどな。

変身シーンだけCGを使っているのはなぜに。

第2話

由希に加えて、花ちゃんもちょっと声のイメージが違うな〜。


夾はツンデレだな〜。

第3話

背中の梅干しの話はいいね。この作品、こういう人を勇気づける話が多いし、今になっても十分評価される作品。


紅葉と楽羅がチラッと登場したが、紅葉は声が女の子っぽ過ぎると思う。確かに服装はあれだったりするけど、基本的には美「少年」なんだし、もう少し低めでいいのではないだろうか。 楽羅はビジュアルが原作とかなり違う?。

第4話

猪突猛進な楽羅の登場。好きな子をいじめるのにも、限度というものはあると思う(笑)。

うり坊楽羅はかわいかったけど、もうちょっとデザインを小動物的にしてもよかったのではないかというところ。サイズも微妙に大きかったし。


ところで、「ストレート!」の掛け声と共に透が突き出したのは左手…。一応、原作の絵も確認してみたが、そちらはちゃんと右手だったので、これはアニメの作画ミスだろう。

第5話

先週飛ばされた分、第4話に続いて2話放送。

放送枠は1時間の拡大放送になっていたが、番組によっては別々の放送を2話という扱いにされることもあり、こうなると録画が片方しかできなかったりするので、今回は助かってる。


透がいなくなってオロオロする男2人。ちょっと情けない気がする(笑)。

透は我慢をするのが上手すぎるんだよね。普通に望んでもいいことを、「こんなに恵まれている自分がこれ以上望むのは贅沢」とか考えちゃうし。

第6話

文化祭で女装の由希。まぁ、高校の文化祭ってどこかのクラスで1つくらいは女装ネタやってるもんだよ(笑)。

はとりは見た目も声も若くなってるな。イメージ的にもっと渋い方がいいのだが。


後半は魚ちゃん・花ちゃんが遊びに来る話。しかし、その衣装は…。特に花ちゃん、声の質とも相まって、もはや同級生に見えないぞ。


紫呉が慊人(「慊」は「飽き足りない」という意味らしい)と話しているときの表情が、ロウソクの陰になって非常に怪しく見えたのがいい演出だった。

第7話

はとりの声は若いと思っていたが、モノローグシーンが異様におっさんに。なんかしゃがれた感じだし、もっとイケボにならんものか…。設定上も若いんだしさ…。

それにしても、昔の彼女と同じことを言われて癒やされて、これははとりも透に惚れるしかないね!


エンディングの絵では杞紗と燈路のシーンがはとりに差し替わっていた。今後もこうなのだろうか。 ってか、エンディングの絵で出ているにもかかわらず、公式サイトのキャラ紹介でこの2人が出てないのはなぜだ。

第8話

お正月で透を一人にしてはいけないと、新年の宴をサボって駆け戻る由希と夾がイケメン。餅を喉に詰まらせそうで心配だったんだね!(違

花ちゃんが電波を感じ取って返事しているのが笑えた。怖えよ!


エンディングではとりのタツノオトシゴは前回だけだった。

第9話

發春登場。

白と黒の性格があるって、それってジキル博士とハイド氏だよな〜。

ブラック状態はもうちょっと格好良い不良という感じが良かったというか、単に乱暴者な感じがするんだよね。

タクシーの中で由希が変身してはマズいからと、發春が牛になって背中に乗せていたが、どう考えても目立ちすぎだよな〜。 由希を変身させて運んだ方が良かったと思うのは気のせいか。


エンディングでは杞紗と燈路のシーンが發春と利津に差し替わってた。なんでこの2人ばかりが犠牲に…というか、利津はまだ登場してないじゃん(それは杞紗と燈路もだけど)。

第10話

由希へのバレンタインチョコはカッコウの雛かよ!実際にゴミ箱に大量に捨てられているのが嫌すぎる(笑)。

楽羅は暴走さえしなけりゃ可愛いんだけどね〜。

紫呉の担当さんはかわいそうすぎる(笑)。あんなクラゲが相手じゃね〜。

第11話

ホワイトデーのお返しに温泉旅行へ行く話。合同でとは言え、3倍返しどころじゃねえな〜。

女将めしょーさんはもうちょっと迫力があっても良かったかな。


馬鹿な旅人の話をどう思うかは人それぞれか。ただ、透の話の引き合いにだったから「必ずしも馬鹿とは言えない」とも思えるが、普通に聞いたらやっぱり馬鹿だと思う。

第12話

もう第12話なのにマークがついてないと思ったら、1st seasonは24話構成だったらしい。


紅葉の履いているハーフパンツはなんだろう。体操着なのだろうか。どうせ女子の制服を着るならスカートも…と思わなくもないが、それはいろいろとマズかったのかもしれない。作品の世界観的にもメタ的にも。


慊人はひねくれてるな〜。どれだけ我が儘に育てられたらああなるのやら。

十二支の面々もいろいろ個性的だし、呪いという小さくないハンデを背負いながら生きているけど、基本的にみんないい人間なのにね。


透はボケボケだけど、単に見た目や言動で癒やされるだけでなく、ちゃんと人を包み込むことができるものを持っている。 心に傷を持ちがちな十二支達には、大きな存在だな。

第13話

巳年の綾女登場。

紫呉とは別の意味でフリーダムであり、個人的に結構好き。ただ、声はもうちょっと格好良い感じの方が…いや、櫻井さんが悪いわけじゃないんだけど、個人的なイメージ的にね。

夾との添い寝シーンは爆笑だった。

第14話

主題歌が変わったが、なんか作品に合ってない。


紅葉の母親についてのエピソードはなかなか悲しいものがある。

全てを理解した上で、「それでもママには頑張って欲しかった」と言う紅葉の心境は…。


墓参りは常識の範囲内でしましょう。

第15話

はとりは相変わらずの苦労性。周りが自重しないせいだけど。


透の思い出の帽子の件は、原作よりもはっきり描かれている感じ? 原作では「結局どっちなんだろう」というままでずっと進み、確定したのは最終版になってからだったと思うのだが。


変身後の由希と夾の顔が不気味だった。だって、動物の体の上に人間の表情をそのまま貼り付けたみたいだし…。

元々作画が怪しい本作だが、今回のは特に目立った。

第16話

魚ちゃんメインの話。


あんなわかりやすいというか、時代がかったヤンキーなんて、原作の連載当時だって絶滅危惧種だったと思う。 まぁ、別に時代設定を最近にしているわけじゃないし、その意味では違和感ないだろうけど、今時の人って「スケバン」とか言ってもわからないかもね。


透の水着の件で紫呉が食いつきまくっていたのには笑った。

第17話

引き続き魚ちゃんの過去話。


今日子さんの包容力はすごいな〜。

魚ちゃんの心が解きほぐされていく流れは実にいい話。フルバはこういう人間関係を中心に描いた作品だから、連載終了して時間が経った今でも色あせないんだよね。


魚ちゃんに絡んできていた3人はかわいかった。小動物的な意味で。


現在の魚ちゃんが父親と上手くやっているシーンはほっこりするが、焼きそばの作画が終わってたな。

第18話

杞紗登場。かわいい!

でも、声はもうちょっと細いというか、繊細な感じの方が良いな〜。


杞紗の学校の先生からの手紙が、マジで反吐が出る。自分を好きになれない人が他の人から好かれるはずがないとか、いじめられている方が悪いと言ってるようなものじゃないか。 クラスのみんなが待ってるとかいうのも、マジでうざい。

由希も言っていたが、こういうのの解決には親切な人が助けてくれるのが一番、というかそれ以外にない。無論、いじめてくるやつを殴り飛ばすぐらいのことができればその限りではないが、それができるならいじめられたりはしない。

この点、相手のことを否定せず全面的に寄り添ってくれる透って女神だな〜。

…アニメの感想なのに、なんか違うものが出てしまった。


ところで、透と杞紗が並んで立っているシーンで、身長差があまりにも不自然。

透ってそんなに背が高い方じゃないし、その透よりはるかに小さく見える杞紗は身長何センチだという感じ。中学生でそこまで小さくはないだろ。

第19話

利津登場。変身した姿はリスザル?

誰がどう見ても女将めしょーさんの身内。紫呉の担当さんのみっちゃんさん(by透)とはお似合いだ。


ところで、今までは割と原作に忠実だったのに、今回に限ってシーンが原作と違ったのはなぜに。

原作では透が屋根に上ったりしなかったし、りっちゃんが屋根から落ちかけるシーンとかもあったのに。 特にりっちゃんが落ちかけるシーンは、お猿さんであることを端的に示すシーンだったのに。

あと、たこ焼きのエピソードもなんか違った気がする。

第20話

超絶生意気小学生の燈路が登場。

まともに相手をすると腹が立つだろうが、所詮小学生だし、杞紗を思っての嫉妬と強がりだと思えばかわいいもの。


モゲ太のアニメで出てきた魔王っぽい人はどこかで聞いた声だと思ったら、間島さんだったか。夾はいちいちまともに相手をするな(笑)。

第21話

冒頭、「あれ?これってフルバだよね?」というホラー展開。夢オチだが(笑)。


しかし「毒電波」って、今改めて聞くと中二病だな〜。他の表現はなかったんかい。

第22話

花ちゃんの過去エピソード。

最初に毒電波にやられたやつは普通に死んでいいよ。


原作を読み返してみると、今回のアニメはかなりエピソード順を入れ替えるか飛ばすかしているっぽい。

今回のエピソードの前に原作ではあった夾の師匠とか由希の生徒会のエピソードとかが、まだ放送されていない。やらないということはないと思うのだが。


後半で透、魚ちゃん、花ちゃんが並んでいるシーンで、やたらと花ちゃんの背が高かったのに違和感が。確かに花ちゃんは画面手前にいたが、遠近感を考慮してもあれはデカすぎる。

第23話

透が赤点を取って追試とな。

しかし、「赤点取ったやつは追試な」という先生の言葉に対して、「え〜」という声が多すぎる。赤点を取らないのが普通だし、1クラスにあれだけの数の赤点がいるというのは…。


熱を出した透のところにはとりが往診してくれるのは良いが、ただの風邪で注射までしますかね。

心配して駆けつけてくれた杞紗はかわいいけど、あんなに接触してうつされたりしないようにね。


後半には夾の物の怪憑きに対する深掘りが少々と、師匠さんの登場。

第24話

夾の物の怪憑きの詳細と、透が夾の心を癒やすエピソード。原作でも序盤で一番盛り上がるシーンであり、2001年版アニメでも最終話に据えられたもの。


事前に話を聞いていたとは言え、師匠さんは会って少し話しただけの透に夾のことを委ねるというのは性急だと思ったが、このあたりは原作でも同様。

原作と違う…というか改変されていた要素として、夾が崖を崩したり透を吹っ飛ばしていることがある。せいぜい近くにあった大きめの石を砕いたり、爪の先で透を傷つける程度だったはずなのだが。 特に透を吹っ飛ばすシーン、何の意図があってあんなに暴力的な行動に変更した?

第25話(最終話)

夾のエピソードの締めと、新シーズンに向けての新キャラの顔見せ(顔を隠してるやつもいたけど)。

ストーリーとしては前回が実質的に最終話であり、今回は幕間という感じ。


最終話なのにというか、最終話だからというか、作画がなかなかにヒドかった。相変わらずキャラのバランスがおかしいんだよね。

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