アニメ感想 キャロル&チューズデイ

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第1話

オリジナルアニメ。

火星に人類が住むようになった未来の世界で、ミュージシャンを志す2人の少女の姿を描くという感じ。


音楽ものは割と好きだし、シンデレラストーリーもいける。絵はすごくきれいというわけではないが、逆に作品の雰囲気に合っていると思う。

メインである音楽だが、挿入歌、エンディング曲ともに結構気に入った。特に挿入歌は良いね。 歌っているのは当然主人公であるキャロル&チューズデイなのだが、普通にしゃべっている声優さんが歌っているのではなく、そこだけは別の人が当てているらしい。


第1話から先が楽しみ。継続視聴。

第2話

チューズデイが生活能力皆無であることが判明。いくら箱入りだったからって、あれはヒドすぎる(笑)。

ゲリラ的にホールで歌ったが、これが録画されており、あちこちに拡散。 そして第1話で飲んだくれていた親父の目にとまり、今後はこの親父がプロデュースするという流れ?

ライバル役であろうアンジェラは、なかなかハードなプロデューサーがついた模様。AIでももうちょっと人間味があるぞ(笑)。

第3話

かつては大物アーティストを発掘したというおっさんがマネージャーに志願してきたが、なんか微妙。 かつての実績は一発屋だし、持っている知識も古い。大丈夫か…(汗)。

名をあげるには大物に引っ張ってもらうのが一番と、有名DJ(チャラい)に売り込みをかけるが、AI至上主義の世界において、自作した曲というだけで聞くにすら値しないと馬鹿にされる。 それでチューズデイがぶち切れ、楽譜を燃やしてスプリンクラーを作動させたり。お嬢様、なかなかやるね〜。


とんとん拍子に名をあげていくのかと思っていたら、割と普通にうまくいっていない、現実路線。最終的には火星中に名をとどろかせるのだろうけど、現時点ではそのビジョンが見えないな〜(笑)。


ところで、ここまで毎回異なった挿入歌が入るけど、これは最後まで通すのだろうか。音楽を主題にしている作品としてこういうのは気合いの入れ方を感じる。

第4話

売り出し企画第2弾として、ミュージックビデオを作ることに。しかし、そのために購入したディレクターAIは…。

いや、まぁ、いくらAIが発達した未来社会と言っても、あのお値段とレビューが星1つな時点でお察しである。 案の定ポンコツの詐欺AIで、さんざん手間をかけておいて、できあがったのはどうしようもない代物。途中でおかしいと気付けよ(笑)。

第5話

おっさん、使えねえ…。それに対してロディは優秀だな〜。

初めてのライブは、小規模ながら大成功と言っていいか。視聴者的にも、あの曲はいいものだった。CD買おうかな。

アンジェラの方もデビューに向けて本格的に動き出した感じだったが、個人的にはキャロル&チューズデイの曲の方が良かったな〜。

第6話

癖がありすぎてすぐにキャンセルを入れる大物の補欠としてステージに立つことに。元が大物のステージだから、観客動員数はこの前のライブの1万倍!しかも話が来た翌日が出番!?無茶だな〜。

一応ステージには立てたけど、大物を期待していたファンからの罵声が飛んでくるし、結局大物が突然復活して乱入し、2人の存在はなかった扱いに。 それでも、ちゃんと見てくれている人はいる。次からはちゃんと自分達のステージで歌えるようになるかな?

第7話

今度は真っ当にオーディション番組へ出演する作戦。

最初は家出中で顔バレを避けようとしていたチューズデイだったが、今まで相棒のキャロルのことを知ろうとしていなかったこと、キャロルが自分に心を開いてくれていると改めて気付いたことから、自分もこそこそするのはやめると。 少しずつ成長しているのがいいね。

肝心の番組は、アンジェラの方も出演することになっており、互いに顔も知らない主人公と裏主人公がぶつかり合うことに。どうなるのやら。

第8話

8人の出場者がいるのに、初回放送は4人しか歌わないって、番組的にどうなんだろう。

出場者は色物ばかりかと思いきや、歌は割とまともだった。

アンジェラが喧嘩を売ってきたけど、これは無視できないと認識されたということなのかな。

チューズデイのファンの人は何なんだろうね。歌が好きになったのならキャロルを無視するわけはないし、ビジュアル的内見でもチューズデイってとびきりの美人とかいうわけじゃないと思うのだが。

第9話

ライバルのアンジェラが初めて本気で歌うシーンが。前はアカペラだったので雰囲気がよくわからなかったが、なるほど、なかなかいいね。

タオは自分がプロデュースしているアンジェラではなく、キャロル&チューズデイのところへ。 AIで完璧なものをと目指す彼にとって、AIを使わずに素晴らしいものを作り出す2人はどう映ったのか。

マーメイドは何というか…。ハーモニーは確かに良かったんだけど…。

チューズデイに噛みついてたシベールは何なの…。歌は個人的にアンジェラより好きだったが、あの強引なキャラは好きじゃないな〜。

第10話

アンジェラはこの前と全く違う曲調の曲。個人的には前の曲の方が良かったが。

キャロルとチューズデイが気持ち的にも物理的にもすれ違ってるのが不安だな〜。キャロルはチューズデイへのプレゼントを用意していたみたいだけど、これも渡せてないし。

シベールは何がしたいのか。っていうか、ラストで妙なプレゼントを仕掛けたのはあいつだよな。フラれた腹いせなのか?

第11話

手を火傷してしまい、ギターを弾けなくなってしまうという、とんでもない状態に。それでも、ピアノ伴奏だけで素晴らしい曲を披露したのは流石。

2人の関係が上手くいっていないというのを指摘されたが、結果的にその心境が曲に生き、ついには決勝進出!


妙なプレゼントの犯人はやはりシベール。捕まえられたからその点で溜飲は下がったが、やはり動機が独りよがりの逆恨みだし、ホントこいつ何なんだろうね。

アンジェラがチューズデイの件の犯人をママやマネージャーと思い込んで、特にマネージャーには実際に攻撃しちゃい泣かせてしまった。あちゃー。


そしてラストは…。

お兄さんは見逃してくれてたっぽいから、今回の追っ手は母親の手によるものなのか。

ギスギスした状態で無理矢理引き裂かれてしまった形だし、どうなるのやら。

第12話

みんなのおかげでなんとかステージに立つことができ、観客達を虜に!

しかし、遅刻してきたので、ルール上は失格。優勝はアンジェラのものになった…が、それとは別に2組共がデビューの権利を手に!やった!


それにしても、キャロル&チューズデイもアンジェラも、決勝での曲は鳥肌が立った。もう最高!(小並感)


さて、これで終わり…と思いきや、マークがついてない。どうやら2クールだったらしい。今後はデビュー後の活動になるのかな。

第13話

2クール目で、デビューに向けての活動。…って、まだデビューできてないんかい!

それもこれも、ガスが勝手にレコード会社との交渉を断ったせい。いや、条件が合わなかったら断るのもありだろうけど、本人に相談なしに断るなよ…。


結局、テレビでの評判を武器にインディペンデントで活動するということになったが、それでもプロデューサーは必要。 で、ガスの心当たりのプロデューサーというのが…。これ、前のディレクターAIと同じパターンにならないだろうな…。


チューズデイの母ちゃんはどこぞの大統領みたいなことを言っているな。不法移民を排除するとか言っているけど、キャロルがターゲットになりそうな予感。

第14話

あのプロデューサー、いろんな意味でスゲえな…。

そして本当に伝説のプロデューサーだったんだな。前にフェスで会った大物と普通に知り合いで、しかもバンドのために呼んで応じてくれるとは。


キャロルもチューズデイも、親についていろいろ考えることが。

チューズデイは前途多難だけど、キャロルは一応あのおじさんが実の父親ということでいいんだよね。


チューズデイの母ちゃんがとんでも発言していたのは、選挙屋の仕事でしたか。確かにどんな理想を掲げても選挙で勝てなければ意味がないとも言えるが、守る気もないことを公約に掲げて票を集めるというのは…。後で痛い目に遭わなければ良いけど。

第15話

伝説のプロデューサーが本当に仕事をするのか疑問だったが、きっちり売り出しは成功している様子。

その成果なのか、超大物アーティストのデズモンドにお呼ばれされ、素晴らしい歌と考え方に触れられたと。


キャロル&チューズデイの曲も好きだが、デズモンドの曲も良いな。


チューズデイの母ちゃんは破滅する未来が目に浮かぶようだな。せめてチューズデイの歌に心を動かされて改心とかして欲しいけど。

第16話

自費制作で初登場53位は凄いと思うけど、同時にデビューしたアンジェラが初登場1位だから、どうしても見劣りはするか。

それでも、確実にステップアップはしているし、応援してくれている人も少なくないのだから、着実に階段を上っていくのがこの2人のスタイルか。


アンジェラと言い、今回登場したフローラさんと言い、有名になるのはそれなりに大変なことで。

キャロル&チューズデイのように独力だけでやっていればそれほどでもないかも知れないが、大手と組むとどうしてもいろんなしがらみや揉め事は増えるわな。

アンジェラは悪質なストーカーに付きまとわれているようだけど、大丈夫だろうか。

第17話

伝説のプロデューサーは厳しい…。有能なのは間違いないだろうが、応えるにはそれ相応の実力も要りそうだな〜。

「どうせちゃんと聞いてないだろ」とばかりに1曲目をもう1回やろうとする2人には笑った。目線だけでそれを実行できるのはまさに以心伝心だが、無駄なところで使ってるな(笑)。


一方で、他の面々は盛者必衰というか、驕れる者は久しからずというか。

アーティガンは適当にしていたツケを払わされた形ではあるが、あのAIはキャロ&チューが前に雇ったAIディレクターを彷彿とさせるな〜。

アンジェラの彼氏(?)は調子に乗っていたらもっとヤバいストーカーに狙われちゃいましたとさ。こいつ自体は ざまぁw だが、ストーカーの方はどうなるんだろうね。

チューズデイの母ちゃんは、とうとう息子にも見限られましたとさ。「あなたが僕やチューズデイの母親であったことがある?」という兄ちゃんの批判が強烈。

第18話

記者のお兄さんは胡散臭いと思っていたが、実はいい人だったっぽい?

チューズデイの淡い恋は速攻で失恋に終わっちゃったわけだけど、めげずに頑張って欲しい。


アンジェラはだいぶヤバいことになってるな。

彼氏もどきはアンジェラに関わったことが要因で狙われたことを知っていたようだし、「もうやってられるか」みたいな発言も。誰かに言われてアンジェラに近づいていたのだろうか。

第19話

チューズデイは失恋を引きずってないようで何より。


アンジェラの方はいよいよストーカーが実力行使に来たが、タオが機転を利かせて撃退と。かっけえ!


アーティガン&アンジェラのパフォーマンスは圧巻の一言。これは会場も興奮する!アーティガンの最初の入りも上手いな〜。

そしてど派手なパフォーマンスを直前に見せられたキャロル&チューズデイは、しょっぱいパフォーマンスをやめて普段の自分達を見せることで親しみを持ってもらうことに。うん、あれはやめておいた方が良かったよ(笑)。

どちらも曲は非常に良く、何度も聞きたくなるもの。特にアンジェラの曲はこれまでのアンジェラの曲の中で一番好きかな。

第20話

あちこちで一気に不穏な状況に。移民への弾圧、非協力的なタオの逮捕、先日のテロ、これ、全部チューズデイの母親につながってるよな。


アンジェラの方も、AIアンジェラに従うよう求めるタオやママに反発。 特にママの方は、アンジェラの心の叫びにもうちょっとマシな反応を見せると思っていたのだが、思ったよりクズだったか。

第21話

アンジェラが破滅に向かってまっしぐら。心のよりどころが全てなくなり、ドラッグ漬けに。これはヤバい…。


キャロル&チューズデイの方は順調。

くそプロデューサーがまさかの演奏を担当し、1000年に1回の奇跡が起こって人を褒めた!

そして以前にもイベントで会った大物歌手との共演が決まるというクリスマスプレゼントまで!最高じゃん!


チューズデイのママの方は、息子と記者がいろいろ画策しているが、上手くいくのかね。

第22話

賞はアンジェラのものになったが、薬漬けで体がボロボロになっており、ステージの上で倒れてしまうと。ラストのシーンを見ると、死んだのだろうか…。

当初、アンジェラはライバル的存在として、いろんな場面でぶつかりながら最後はキャロ&チューが勝つみたいな流れかと思っていたが、案外接触する機会は少なく、ラストはこんな自滅のような形。これは結構意外だった。


チューズデイママの方は、政治屋がお兄ちゃんの動きに感づいたっぽい。今後、終盤のストーリーはこっちメインかな。


ところで、チューズデイがキャロルの誕生日を祝うシーンで、「私の誕生日は今日じゃないよ」みたいな展開を予想していた。ちゃんと合っていて良かったけど(笑)。

第23話

アンジェラはなんとか生きてたか。ただ、体以上に精神がボロボロで、キャロル&チューズデイのお誘いにも応えられなさそう。


チューズデイママの影響でアーティスト達が頭を押さえつけられ、自由な表現ができないような雰囲気に。 その打開のために、火星中のアーティスト達が集まって想いを全世界に発信しようという、これはウィアーザワールドか。文化庁の皆さん、このアニメ見てますか〜?

ここに最初からアーティガンが加わっていたのがちょっと意外。ロディが声をかけたのかもだけど、それでちゃんと来てくれるあたり、過去の因縁よりも今の実力を見てくれているということか


やや気になったのが、この前捕まったエゼキエルにせよ、今回捕まったスキップにせよ、黒人系のように見える。そして移民排除法案の対象になりそうなキャロルもそうだし、黒人は差別されるもの…みたいなイメージが見え隠れするのは考えすぎだろうか。

第24話(最終話)

感動の最終回。

全てが丸く収まった形だが、上手くいきすぎて味気ないような気も。まぁ、変に後味が悪いよりはいいけど。 特にチューズデイママはちゃんと息子の言うことに耳を貸す良心的な人で良かった。


さて、2クールに渡る本作もこれで終わり。

音楽を主題とした作品だけあって、多数のオリジナル楽曲が使われ、どれもなかなか良かった。

ストーリーはいくつものキャラクターを中心に描かれており、かと言ってばらけてわかりにくくなるということもなかったので、脚本としても良かったと思う。

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