アニメ感想 ハクメイとミコチ

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第1話

最初っから期待通り!非常に癒やされるし、絵も綺麗。お話はなんかかわいいし、キャラクターも非常に魅力的。このアニメ、深夜枠ではなく夕方枠でやってもいいくらい平和だ。

森の中で暮らしており、サイズも小さいということで、虫や小鳥とも意思疎通ができるらしい。 意思疎通どころか、郵便配達してもらったり上に乗せてもらったりしており、虫がしゃべっているのも面白い。 しかし、意思疎通可能なのと友達レベルで触れ合えるのとは別のようだけど(ミコチ)。

ハクメイとミコチの関係は、少女終末旅行のユーリとチトの関係に似ているな。行動派と理性派だし、髪色の違いや表情も近いものがある。 性格や特技の違う二人が互いに協力しているのはいいね。ハクメイはミコチの家に居候という形でいるようだが、そうなった背景とかも今後描かれるのかな。

市場で財布を失くしたと言ったら、周囲の人たちが競うように差し入れをするのが凄かった。近所のおじいちゃん・おばあちゃんにモテモテの小学生か(笑)。ミコチ、人気者だな〜。

エンディングで市場の成り立ちについて説明が入ったのは良かった。なくても本編を見る分には全く支障がないのだが、こういう裏設定みたいなものは物語の背景に深みを与えるし、かと言って本編中でいちいち説明もできないし。

第2話

新キャラ2人登場。前回のときもそうだったけど、エンディングで初登場のキャラが背景にいるのはいい演出。

メインキャラではないけど、付喪神が歌に合わせてはしゃいでいるのが面白かった。楽しそう!

ハクメイは口に異物を入れて、それが何か確認もせずに飲み込むのか。大雑把な性格だな〜。

第3話

火薬を日の当たるところに置いていちゃ危ないわな〜。

家の修理(というか建替え)をしてくれたのは、何の骨なんだろう。そしてできあがった家の玄関、制作者の趣味全開だ!

ポンカンが異様に大きく見えたのは、身長9㎝の世界ならでは。しかし、テントの上に降ってくるパターンは、あそこにテントを張ると言ったときからオチが見えていた(笑)。

後半はハクメイがメイン。修理屋としての仕事で、腕もいいようだが、商売としてはあまり繁盛していない様子。結構需要はありそうなのだが、宣伝とかしていないのだろうか。

自分の失敗で迷惑をかけてしまったことにしょげている様子は、いつも元気なハクメイとしては珍しかったな。最後は何かをきっかけにして復活するのを予想していたのだが、親方やミコチに励まされて、ふんわりしたまま終わってしまった。

第4話

コンジュが新築祝いに来てくれて、ミコチの仕事を手伝ってくれたりする話。しかし、やはりというか玄関の骨が気になる様子(笑)。オープニングでもしっかり変わっていたし。

自分の好きな店で買ったお茶を手土産に持っていったら、実は持っていった相手が作って店に卸していたとは…コンジュ、どんまい!ミコチが卸している商品が人気であることの表れでもあるけどね。

後半はミミズクに食べられてしまうかと思ったら、干し肉のお礼に果物なんかを集めてきてくれるいいやつだったという話。 ミミズクなんだから肉食には違いないだろうし、干し肉を持ってなかったらどうなっていたんだろうと思わなくもない。ところで、カフーのときもそうだったけど、昆虫とは会話できても鳥とは会話できないんだな。

コンジュが鍵をなくして泊めてもらっていたお隣さんは本編中で名前を呼ばれなかったが、「ライカ」というらしい。 表札には漢字で「雷火」とあり、コンジュの方は「胡飲酒」と。雷火は稲光のことで、胡飲酒は雅楽の曲名らしいが、音を使っているだけでキャラクターとは関係なさそうかな。

第5話

ハクメイの大工仕事の話。

ハクメイは街道の石垣修理に参加したいということだが、取り仕切っている組合の会長には断られてしまう。 それでもイワシ親方に頼んで道具の修繕だけでもいいから関わりたいということで、なんとか参加。思い入れの強さがわかるな。

結局、誠実な仕事ぶりと実力を認められ、本格的に作業に参加。会長が見落としたミスにも気付いて現場のピンチを助け、大活躍。良かったね!

会長はハクメイやミコチと同じ種族のようだが、あの体の小ささで大工組合の会長って凄いな。キャラ的にはいかにも職人が滝の頑固親父だが、筋は通すし義理堅いという感じ。もう1回くらい出てくるのだろうか。

ところで、大工組合の中にネズミとネコが一緒にいるというのは…。ハクメイ達が鳥に食われる可能性もあるということは、動物たちは必ずしも全てが手を取り合っているわけではないようだし、大丈夫なのだろうか。 まぁ、2足歩行で言語を使うやつ同士は大丈夫なのかもしれないけど。あと、ラストでネコが持っていた酒瓶に貼ってあったラベルが「又旅(マタタビ)」だったのには笑った。

第6話

新キャラのジャダ登場。かなり個性的な美容師だが、お任せにしたらモヒカンにされそうになるとか、かなり恐怖だけど(笑)。ところで、男?女?

イワシ親方は3度目の登場。今まで登場したキャラは2度までだったので、これは初か(Cパートのコンジュも3度目の登場だけど)。 イワシ親方は人付き合いが苦手というより、街でブラブラしたりするのに慣れてなかったということか。半ば無理矢理にでもハクメイとミコチに誘ってもらって、いい経験だったか。

そう言えばイワシ親方は服を着ていなかったが、他の2足歩行の動物は服を着ているやつもいたし、着ないというわけではないんだな。 エプロンなどのように実用目的で着るか、おしゃれ的な意味で着るかということだろうか。

コンジュは髪を切ってもらおうと思っていたのに、なかなか大変で(笑)。でも、いつも行っている店か何かあるだろうし、ジャダの店に拘らなくてもいいんじゃないの?

第7話

改装のとき、ハクメイとミコチの家がある樹をセンが集合住宅にしていましたとさ。もはやこれは改装なんてレベルじゃない!

コクワガタのコハルが妙に可愛かった(笑)。都会生活に憧れる、いわゆるお上りさんというやつだろうが、あの樹も別に都会じゃないよね〜。

コハルが返品せずにサイズ変更して使うことになったスツールは、後で出てくるミミが旅をしていたときに乗った船で座ったもののよう。エンディング中に出てくる「足元の歩き方」でこういうちょっとしたエピソードが語られるのは良いね。

ミミは最初兎かと思ったのだが、身長9センチのミコチ達とほぼ同じサイズだし、兎にしては小さいと思っていたら、Wikiによるとミツユビトビネズミとのこと。 自然体の写真を目指すミミに対し、ついカメラ目線になってしまうミコチに、自然体を装って実は不自然なハクメイが笑えた。

第8話

今回はA・Bパート通してひとつの話。タイトル通り、長い一日だ。

無法者が集まって好き勝手しているアパート(?)でのドタバタ騒ぎだが、コンジュってこんなところに住んでたんだね。

新参が古株から嫌がらせを受けているということだったが、その動機は「新参のイベントに呼んでくれなかったからつまらない。だったら邪魔しに入った方が騒いで面白くなりそう。」という、なんとも子供染みたもの。 その分、最後の仲直りも子供の喧嘩の後みたいだったけど〜。

なんだかんだ口では言ってるけど、こいつらって仲いいよね。本気でいがみ合っているというより、やはり子供同士のライバルグループみたいな感じか。

第9話

センは男の子だと思ってました…。

センの骨の魚に対する思いは子供に対するものみたいなもの?大切にするのは良いけど、過保護はいかんよ。

ミコチが服作りに凝りまくるのはらしいな〜。新しい服を着たセンは可愛かったです。

コンジュは出番多いね。エンディングも歌っているし、準レギュラー扱いか。 一方で、なぜ相方のミコチがエンディングを歌っているのにハクメイが歌っていないのかが判明。音痴もあそこまで行くと立派なものです(笑)。

第10話

温泉に入れなかったからって、自前で露天風呂を作ろうというのが凄い。いや、確かに収まりがつかないのはわかるけどさ(笑)。

ミコチの姉ちゃんはなかなかに自由人ですな。最初から、何か芸術関係だろうとは思っていたけど、劇作家だったか。

嵐のようにやってきてまた去っていき、一体何しに来たんだ感があるけど、一番はやはりミコチに会いに来たということなんだろうな。しかも、婚約の報告までセットというのが、サプライズ好きっぽい。 なんかごちうさのモカっぽいところがあるな。ミコチもなんだかんだ文句を言いつつ、劇作家として一所懸命な姉のことを尊敬しているのだろう。

第11話

夜明け前の汽車って雰囲気あっていいよね。こういう場だと、ついついお弁当なんかを買ってしまう気持ちはわかります。

ハクメイがせっかく誘ってくれた釣りだが、玄人向けの難しい釣り場ということもあり、全然釣れない。それに、天気が悪くて(これは釣り的にはむしろいいのだが)足場も悪いため、ミコチのテンションは上がらない。 結局、「やっぱり楽しめない」という残念な結果に。もっとも、それをちゃんと言うこと、そしてそれで関係が悪くなるわけではないことは、二人の間の信頼感を示しているとも言える。

最後のオチは「やっぱり」という感じだったが、いくら楽しんでなくても、目の前で自分の釣り竿にかかったでかい魚に逃げられたら、リベンジもしたくなるわな(笑)。

第12話(最終話)

ハクメイがミコチと出会う前に一緒に旅をしていた、緑尾狼のキャラバンの話。そのキャラバンが国の近くを通るということで、直接会えなくても一目見ようと、国境の山まで出向くことに。 一応、ハクメイが元気にしていることはキャラバンにちゃんと伝えることが出来たが、あの自爆っぷりはちょっと(笑)。


さて、この話も今回で終了。今期観ていた中では1・2を争う良作品だった。物語や絵柄がほのぼのしていて癒やされるし、身長9センチの世界というのがうまく表現されてもいた。これも続きを観たい。

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