アニメ感想 ISLAND

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第1話

今期開始アニメとしてはひとつめ。原作ゲームは未プレイ。

テーマとしては、タイムリープ+記憶喪失ものか。雰囲気的にひぐらしのなく頃にと近いものを感じる。

現状では何がどうなっているのかはよくわからないが、そこはだんだん明らかになっていくのだろう。

ところで、この作品ってしばらく前にキャスト変更でもめてたやつだったのか。

第2話

島の伝承が明らかに。これでいくと、主人公の切那と結ばれるのは凜音ということになるのだが、伝承で切那のことを慕っていた夏蓮はどうなるやらね。

伝承を真に受けてというか、それを理由に差別してというか、紗羅の家が放火されたらしいが、あんな小さな島の中のコミュニティでそんなことをすればすぐにバレ、逆に村八分になる気がするのだが。

凜音が太陽の光を受けられないというのを聞き、「でもオープニングで昼間の海で遊んでるけど」と思ったのだが、凜音のは本人の思い込みで、実際は病気じゃないんだとか。 こういう閉鎖空間での風土病というのは、やっぱりひぐらしをイメージしてるのかね。

ところで、主人公のビジュアルに見覚えがあると思っていたのだが、うまるちゃんのボンバに似ていた。

第3話

凜音が風土病でないのはあっさりと明らかに。しかし、凜音を外に引っ張り出す作戦が天岩戸なのはいいけど、棒読みで色気のかけらもない天鈿女命(アメノウズメノミコト)だな(笑)。

凜音が倒れたのはパニック障害だそうだが、その原因となる記憶がいいものであるはずはなく、昔あの小屋で会っていたという切那との間に何かあったんだろうな。その割に、その切那のことを楽しそうに話していたが。

夏休み中の楽しい出来事の数々が凜音の歌う曲をバックに流れていく、唐突な最終話感。原作のゲームでは、それぞれが日常エピソードとしてプレイできるのではないだろうか。

ラストで夏蓮が突然デレた(?)が、どういうことなの?

第4話

えーっと…夏蓮をメチャクチャにする話はどこにいったの?

偽の結婚式を仕立てて親父を怒らせ、島にはいられないようにして自ら退路を断つと。その心意気は立派だけど、来賓にとっては迷惑な話だ。

切那は夏蓮を手伝うとは言っていたが、まさか一緒に島を出るとは。これ、切那も島に帰ってこれなくなる可能性あったんじゃ?

夏蓮のお母さんが故人だったというのは残念だが、一応気持ちに整理はつけられたか。だが、それであっさり島に帰ってきて、親父も「気が済んだか」だけ。おまえら、それでいいのかよ。

ラストで紗羅が「私に力が戻れば病気をなんとかできる」「時間がない」と言っていたが、マジモンの巫女さん?それよりも、もうすぐ17歳って…中学生だと思ってたわ。

第5話

沙羅メインの回。いきなりおっぱいが大きくなった沙羅には突っ込んだが、切那もやっぱり突っ込んだ(笑)。

沙羅がタイムリープして、過去で自分自身を生んだという話には納得したが、実は間違っていましたとさ。いきなりSFな設定が出てきたと思ったら、ちゃんと現実的なな答えが用意してあった。 まぁ、そもそも切那が未来から来たという話がSFなんだけど、実はそっちにも合理的なオチがつけられるのだろうか。

しかし、沙羅の胸の傷のことを知っていたということは、少なくとも診療所の爺さんは沙羅の家がやってきたことを知っていたんだな。そのことを隠され、自分の力がなくなったからと悩んでいた沙羅のことを思うと…。 あと、その誤解の延長線上で切那が死にかけていたのだが(笑)。

第6話

凜音がいきなり発情。なんか前振りってあったっけ?

時を超えてきた切那が現代に生きる凜音と結ばれると時空が乱れる!みたいなことを言っていたが、そういうSF要素は本当に実在するのか。 その自覚があるのは記憶喪失の切那だけだし、沙羅のお母さんが沙羅にそっくりだったことが判明しているなど、切那が断片的に思い出すイメージに登場するのは単に過去の人間という可能性もあるし。

それでいくと、今回凜音の言っていた「昔、小屋で会っていた『せつな』は切那じゃない」というのもどうなのか。 最初は、昔凜音と一緒に遊んでいた男の子なら凜音と同じくらいの年齢だろうし、だったら切那とは別人と思っていたのだが、回想シーンを見ると凜音よりも結構年上っぽいし、凜音の思い出にある「せつな」が切那である可能性もあるんじゃないだろうか。 それなら時を超える必要はないし、切那が凜音の名前を言えたのも当然だろう。

第7話

前半は引き続き切那と凜音のイチャイチャだが、後半は凜音の記憶が戻ってシリアス展開。その記憶の内容よりも、凜音の年齢にびっくりだよ。

実はSFじゃなかった説を前回書いていたが、やっぱりSFなのか?しかも、望みの結果を得るために何度もやり直しているとか、完全にひぐらしじゃん。

昔の「せつな」と今の切那が別人かどうかはまだよくわからないな。凜音が5年前から現在に飛んだというのはわかったが、切那はどの程度の未来から飛んできたのかというのも不明だし。 時を超えても姿が変わらなかった凜音のパターンでいくと、切那も今の姿になるまで成長してから現在に飛んできたのだろうが、だったら繰り返しやり直していると言っても、それほど長期間ではないのだろうか。

第8話

謎の島に辿り着きはしたが、凜音と昔一緒にいた「せつな」は既に死んでいましたと。あの島自体で時空が歪んでいるのではなく、島にあったコールドスリープ装置のようなもので擬似的に凜音だけが時間を超えていたということらしい。

「せつな」の死を知ったときの凜音の反応が実に淡泊。そんなあっさりでいいのかよ…。原作ではもっとちゃんと描かれているのが、尺の都合で削られたのだとは思うが。

そしてなぜか島で遊び始め、気がついたら凜音が死んでいたという超展開。島を脱出するときに波に呑まれたらしいが…いくらなんでも急すぎるだろう。

そして凜音を助けるために、今度は切那が未来へ行き、過去に戻る手段が発明されてからそれで戻って凜音を助けるという…。 理屈としてはわからんではないが、同じ時を戻るにしても、作風的にもうちょっと神秘的なもので出来なかったのか。

あと、気になるのが切那の年齢。コールドスリープ装置で未来に行くにしても、コールドスリープが解けた後の時間は肉体的にも年齢が上がるし、過去に戻った時点でかなり年を取っている可能性もある。 というか、切那は何らかの目的、おそらくは凜音を助けるために何度も過去と未来を行ったり来たりしているようだし、初めて未来に行ったときに比べ、既にかなり年齢を重ねているのではないだろうか。 そして「せつな」が切那じゃなかったのだったら、そこまでして凜音を助けようとする切那は、元々凜音とどのような関係だったのか。

第9話(NEVER ISLAND 第1話)

ミステリーかと思っていたらSFで、今度は世紀末ものという超展開。何だこれ…。タイトルや主題歌まで変わっており、中身的にも別作品のようだ。

凜音を救うべく、タイムマシンがあるはずの未来に渡った切那だが、またしても記憶喪失。そして凜音の子孫と思しき子に助けられるという。 あんた、ひょっとしてこれまでずっとこんな事を繰り返してきていたのか…。もっとも、ここにいるリンネが元の時間の凜音の子孫だというのなら、ちゃんと助けられるということなんだろうけど、その辺はタイムパラドックス的な問題でややこしいか。

リンネが作っていた機械がタイムマシンっぽいけど、今回は起動失敗。ってか、何をするための機械かもわからずに作った上、それに他人を試乗させるって…。

第10話(NEVER ISLAND 第2話)

なかなか悲惨な展開。カレンが守っていた子供達は捕らえられて皆殺し、サラの父親の枢機卿は大司教にハメられて殺され、切那・カレン・サラにその罪がなすりつかられ、サラは脱出の際に傷を負って死亡、カレンも煤紋病を発症して死亡。

外にあった遺跡でタイムマシンが蘇ったのはいいが、なんか軽いな。説明や描写が端折られているのだろうか。

切那は過去で助けようとしていた凜音のことを実は愛しておらず、今未来で目の前にいるリンネの方を愛しているとか。何じゃそりゃ。何度も時を超えてまで助けようとしていた相手に対し、例え恋愛的な意味の感情は持っていなかったとしても、あっさりしすぎだろ。

都市から歩いて行ける程度の距離に遺跡があったというのも疑問。都市を仕切っている連中は今まで全く知らなかったのだろうか。 それに、外の世界に救いはないから外には何もないということにしてあるというのはわかるが、大した装備もせずに子供が歩いて行ける程度なら、少なくとも生活圏を広げるくらいは出来たのではないだろうか。

ところで、AbemaTVで観ていて気付いたのだが、これ、シーズン1とある。ということは、シーズン2もあるのか。

第11話

今度は記憶を持った状態で過去に辿り着き、夏蓮と沙羅をサクッと助け、凜音も元の時間軸を越えて救うことに成功…って、展開早いな!あと、例の島って嵐の日じゃなくても行けたのか。

凜音が生まれた直後の玖音の写真を見て、その指に未来で別れてきたリンネと交わした指輪があることが判明。そして玖音の部屋にはタイムマシンらしきものも。 ということは、この時代の凜音の母親は、その子孫(?)のリンネという…。リンネは何らかの事情で、切那よりも後にタイムマシンに乗り、切那よりも前の時間に戻ってき、凜音を生んだということに。 リンネは切那と結ばれたはずだが、凜音の父親が切那とは無関係なら、玖音(リンネ)の指にあの指輪があるのは不自然だし、今後、切那がさらに過去に戻って玖音(リンネ)と結ばれるのだろうか。

第12話

うん…?うーん…。めでたしめでたし…でいいのか…?

きれいにまとめたように見せかけて、未回収の伏線やつじつまが合っていないように思えるところが多数。アニメ化に当たって端折られた結果なのか、原作からしてこうなのかは不明だが…。

過去に戻ったはずなのに元の時間にいた切那がいないのは確かに疑問に思っていたが、作中の説明なら、最終話の時間軸における凜音(玖音)は記憶を失った状態の切那に会ったことはないはずだし、「やっと会えたと思ったのにあなたは記憶を失っていた」という趣旨の発言はおかしい。

その凜音(玖音)が今の時間軸に辿り着いた際、凜音(娘)の父親(義理)がセツナ(娘の凜音と一緒にいた方?)のことを見られてしまったからそのまま返すわけにはいかないみたいなことを言っていたが、そこに関する説明もなし。 ってか、最終話でいきなりぶち込んだ設定を放置するなよ。

島の伝説では、切那と夏蓮も縁があったようだが、そのあたりの決着もなし。

煤紋病に関する設定も放置。ストーリーに絡む設定なら、伝説なり科学なりで説明が欲しい。

未来(と言っていいのかはわからないが)のアイランドの状況がどうなったのかも不明。

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