アニメ感想 ルパン三世 PART5

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第1話

MANPA枠なのでゴールデンカムイ等と一緒に録れていたのだが、観る時間が取れなかった。

アクションシーンはいかにもカリオストロっぽくて懐かしい。乗ってる車もフィアットだし、カリオストロを意識して作ってるんだろうな。

一方で、盗むものが仮想通貨という、めっちゃ現代っぽい設定。奇しくも、現実にネムが被害に遭ったところだし、狙っていたかのようにタイムリー。 もっとも、盗む方法は自らハッキングではなく、システムの制作者を誘拐してバックドアを教えてもらうという方法だけど。

今作のヒロインと思しきアミは、どこかで見たようなデザイン。どこだったかな〜。ただ、とりあえずエロかったです。

第2話

アミの世間知らずっぷりが思ったより重症。女の子が夜の街に一人でふらふらしてたら、そりゃああいうことになるだろうよ。

一方で、銭形のとっつぁんがやたらとシリアスかつ優秀。とりあえずルパンがICPOの手が届かない国に入ってしまったが、そのうちにまた追いかけっこするだろうし、そのときに期待。

ところで、今回のシリーズは短編なしでずっと一本道なんですかね。PART4は全体としてのストーリーはあったものの、基本的には短編だったのに対し、今回はヒロインであるアミを護りながら敵を討つという、劇場版やテレビスペシャル版のような構成なんだろうか。

第3話

殺し屋オールスターズに襲われるルパン達だが、所詮は雑魚の集団か。ルパン達の敵ではないということで。

ルパンが殺し屋と対峙したとき、「今考えているのは今夜抱く女のことだ」と軽口を叩いていたが、これにアミが食いついたのには笑った。 それが具体的に誰かと考察し、挙げ句の果てに次元か五右衛門が実は女なのかとか(笑)。 しかし、その後で「じゃあ私を抱くつもりだったの?」とか「エッチには興味がある」とか、無防備すぎるよ〜。

ラストには最大の敵である不二子が登場したが、さて、どうなるやらね。

第4話

不二子は今回完全に敵?割と普通にルパンを殺しにかかっていたり、ルパンも「あいつとはもうそんな関係じゃない」みたいなことを言ってるし。 とっつぁんがルパンを助けに来たときの「余計なことをして」というのが、ルパンを殺せなかったという意味なのか、殺したと見せかけてうまくするのを邪魔されたという意味なのか。

ドローンは現代のテクノロジーを導入している演出としてはいいけど、現実ではそんなに遠距離で正確に操作できるものでもないし、しかも操作している間は無防備だし、こういう用途には不向きな気がする。

第5話

なるほど、そういうカラクリだったか。ドローンと言い賞金ゲットと言い、うまくできてる。まぁ、その他大勢の殺し屋なんかにやられない自信があるからこそだけど。

全てが解決した後、アミは平和な世界に踏み込むことになったが、ドキドキするとのこと。前向きでいいね。

不二子は一応味方だったようだが、あくまで仕事の依頼上の話であり、以前のような「仲間」というのとは違う雰囲気。今後もこういう感じなのだろうか。

今回の話で一区切り付き、次回からは新章とのこと。今までのテレビシリーズには珍しく、5話でひとつの話を構成するというもので、テレビスペシャルを分割して放送したという雰囲気。 時間的にもそんなものだろう。次回は単発の話っぽいが、また複数話構成でやる話がありそうだ。

第6話

前回までのストーリー仕立てから一転、単発のギャグ回。それはいいのだが、いかにも昭和なノリで、イマイチ面白いと思えない。 昔のルパンシリーズにもこういうタイプのエピソードはあったけど、今回の話は脚本自体が面白くないんだよな。

それと気になるのが、前回までのエピソードとの関連。いくら単発の話だからって、前の話まででルパンと不二子の微妙な関係性が描かれていたのに、いきなり友達感覚で一緒にいるのってどうなの。 それに、ヨーロッパにいたはずなのに、いきなり日本に来ているし。スマホやドローンがガンガン出てくる現代チックな世界観から、思いっきり昭和な雰囲気になっているというのも解せない。 1話ごとの脚本が変わるのは仕方ないにしても、シリーズ全体での整合は取れよ。

第7話

ここからEpisode 2開始。ここからまた何話かがひとつの話になるようだ。前回の話、要らなくない?

ルパンが昔世話になった人物からの盗みの依頼という、トワイライトジェミニの秘密を思い出させる設定。盗むのは簡単だったが、そこに隠された秘密がある様子。 最初に見つかった秘密は割とどうでもいい感じだったけど、依頼人そのものに何かありそう。

第8話

えーっと、死んだと言われていたおっさんは実は生きていて、当局側の偉いさんとして生活しているということでいいのか? それとも、単にそいつがおっさんに化けてルパンの前に現れて依頼をし、おっさんは実際に死んでいるということなのか? どちらにせよ、ルパンは依頼人のことを知っているようだったが。

ラストはまたルパンが撃たれてピンチ?まぁ、次回予告には普通に登場してたけどね。

第9話

黒い手帳を奪ったのはルパンの昔の仲間?しかし、その直後に第3者に奪われるというのは間抜け。

ルパン三世の名を捨てたというのはどういうことなのか。実は兄弟というわけではないだろうが、兄弟じゃなくても従兄弟的なものか、あるいはルパンの名は襲名式なのか。 血がつながっているような雰囲気には見えなかったが、ルパン三世はアルセーヌルパンの孫であり、ルパン二世も三世の父親というのは過去のテレビシリーズでやっているから、襲名式の場合は結果的に家族で受け継がれているというのだろうか。

第10話

Episode 2終了。

敵味方の総力戦となったが、次元だけ雑魚相手でちょっと出番が地味。全般的に、目つぶしだったり血が噴き出したりアイアンメイデンに入れられたり、結構エグいシーンが多かったな。

問題の手帳は収まるべきところに収まったようだが、アルベールは今後どうするのかね。相手も悪党だったとは言え、身内を脅迫しているのだが、普通に警察に戻るのだろうか。

今回のエピソードは割と渋い感じだった。話の構成は結構良かったけど、ルパンとアルベールの因縁については結局よくわからないままだったな。ルパン三世を名乗る名乗らないは結局何だったの?

第11話

連続エピソードではない単品の話。ただ、前回の単品のようなしょーもないギャグではなく、普通に面白かった。

レースの相手が実は亡霊だったというのは、納得であり、ちょっとしんみりもしたり。

第12話

今回も単品の話。メインは五右衛門で。

またルパンのわがままに付き合わされる形になったが、五右衛門は五右衛門でターゲットといい感じになってたり。ルパンのこと言えたきりじゃないな〜。

タイトルの散財については、女に騙されて貢がされるみたいな話かと思っていたら、金持ちの日本人観光客を相手にしたぼったくりに遭うというオチだった。いちいち言われた額を払っちゃう五右衛門が世間知らずだな〜。

第13話

Episode 3開始。

久々にアミが登場!内容的にも、今回のエピソードでは継続して出てくるだろうし、楽しみ。こうして以前のEpisodeの登場人物が出てくるということは、Episode 2のアルベールも再登場するか?リニューアルした公式サイトのトップページでも描かれているし。

今回は、アミの学友の王女様がターゲット兼護衛対象というところか。王女様だからなのか本人の気質の問題なのか、やたらとフリーダムだが、そのせいで学園内では浮いている様子。 それで、同じく浮いていたアミと仲良くなったようだが、アミもあんなことをしていれば、お嬢様学校じゃ浮くよな〜。というか、学校に入るのはいいけど、なぜこんなお嬢様学校にしたんだろう。

ここしばらく活躍のなかったとっつぁんも出番があったが、なんかアミの保護者ぶりが板についているというか、ちゃんと活躍できるのだろうか(^^ゞ

逆に、不二子は意外な活躍を。あれだけの大立ち回りをするのは珍しいな。

第14話

革新派によって新しい技術がどんどん取り入れられているようだが、なんかまだ現実には実用化してなさそうなのもあるし、近未来的な雰囲気になってる。

CIAがアメリカにとって都合のいい方を政権につけようと暗躍するとか、なかなか笑えない話。王女様はそのための操り人形として利用されるようだが、最後のシーンは一体…?アミとの友情は嘘だったの?

第15話

王女様は胡散臭いCIAを味方につけ、いったんは大人しく操り人形としての役割を果たすが、ゆくゆくは国を取り戻すつもりとのこと。 それでCIAを攻撃したルパンを撃ったということのようだが…。ルパンがアミと共に自分を助けに来たことはわかっていたはずだし、普通に説明すれば良かったのでは…。

革新派の国王はハイパーテクノロジーによりいち早くクーデターのことを察知して脱出していたようだが、この技術を持っている連中がこれまた胡散臭すぎる。 こっちはこっちで、うまく国王を操って国を乗っ取ろうとしているとかのような気がするが。

不二子はとりあえずルパンのことを助けてくれたが、対応は今なおドライ。途中に入った回想シーンが今の状態の原因になっているということなのだろうが、今のところは詳細不明。ルパンにとっての不二子とは…?

第16話

Episode 3 終了。

伝統派とか言っておきながら権力欲まみれの小物司教の化けの皮が剥がれ、大物の悪党となる覚悟をした王女様によりクーデターは収束。いい覚悟だ。

王女様の初恋の相手であるCIAは残念ながらお亡くなりに。王女様に害をなそうとしていると誤解されてのことだったが、覚悟を決めた王女様により、「自分達の国をいいようにしようとしていたアメリカの手先が倒された」とされ、誤解が真実扱いに…。 まぁ、王女様も断腸の思いだっただろうけど。

ところで、国王の後ろには怪しげな連中がいたが、あいつらはどうなったの?

第17話

単発エピソードで、ルパンが探偵役として殺人事件を解決する話。自分は読んだことないが、アルセーヌ・ルパン(小説)にもルパンが探偵役になるようなエピソードがあるそうな。

オープニング/エンディングを抜いたら20分足らずの中なので、推理ものとしては某頭脳が大人の小学生よりも軽い感じ。 あくまで推理ものっぽいエピソードというだけで、あくまで「ルパン三世」だしね。

ちょっと残念だったのが、メイドの女の子の扱い。一応、一時的に犯人扱いされるなどの出番はあったが、物語上の重要人物とかいうわけではなかった。 実は関係者だった…ということがあれば良かったのだが。ただ、なんとなくカリオストロのクラリスっぽい雰囲気があり、ラストにカリオストロの主題曲が流れたのはいい演出だった。

依頼人のばあさんはちょっと意外な展開だった。

第18話

今回も単発エピソード。トイレが詰まってどうしようという、なんともくだらないネタ(笑)。

不二子が珍しくしおらしいというかかわいいキャラだったが、あのプレゼントは結局何だったのか。「今日が何の日か覚えていないのか」と言っていたので、バレンタインデーかルパンの誕生日というところだろうが、ルパンのプロフィールは秘密っぽいし、バレンタインデーの方かな。

第19話

単発エピソードが続く。

チェスの勝負とスナイパーの勝負を平行してやるという流れだが、実質的にはスナイパー勝負がメイン。相手は次元のかつての仕事仲間…と同じ名前。 母親の病気を治すためとは言え、なんか短絡的な気がせんではない。

チェスの相手はルパンを狙って外れた跳弾が当たって死亡ということだが、どんだけ運がないんだ…。というか、足に当たったように見えたが、それで死ぬの?

ルパンは稼いでいるくせに割と金がないような描写が多いのだが、今回は100万ユーロをぽんと出せるほど蓄えがある様子。日常で使う金といざというときの金は分けているのだろうか。

第20話

まさかのとっつぁんが泥棒をする回。しかもルパンをお手本にしてるから、やたらと手際がいい!

誰かに頼まれてやっていたのかと思いきや、記憶喪失でしたか。しかも、泥棒をすることで記憶が刺激されるって(笑)。

とっつぁんの仲間の2人はとっつぁんがインターポールだと知っていながら黙っていたようだが、敵とみなして攻撃するわけでもなく、記憶が戻るならそれはそれという感じでもあり、極悪人というわけでもなかったか。

第21話

Episode 4開始。

Episode 3で国を裏から操ってたっぽいやつが今回の敵。あの国でやっていた実験を完成させ、「ヒトログ」なるシステムであらゆる人物に対してネット上の情報を収集・解析し、その結果を得られるというものらしい。 作中で言われているとおり、プライバシーもくそもない代物だが、現実でも理屈の上では出来るよな。さすがに全人類を対象になんてのはスペック的に無理だろうけど、特定の人物に絞れば、そこそこ正確なデータ収集は出来そう。恐ろしいことだ。

Episode 1のルパンゲームと似たような展開になっているが、あのときは単に目撃情報を積み重ねるだけだったのに対し、今回はデータ解析も含めて行動パターンを読まれるところが厄介か。 もっとも、データソースはあくまでネット上にある上辺の情報だけなので、そこをいかに上回れるかというのがポイントか。

以前登場したアミやアルベールも引き続き登場しており、特にアミはルパンから協力を求めるなど、出番が多そう。アルベールも、裏方だけでなく、現場でルパンと顔を合わせるということはあるのだろうか。

第22話

前回もそうだったけど、ルパンについて書き込む連中がみんな過去のテレビシリーズに出てきた敵役。いい演出だ。 ルパンと五右衛門の回想シーンも第1シリーズのものだし、なかなか懐かしい。

ヒトログの「五右衛門はルパンの部下」という書き込みを見て思い悩んだ五右衛門だったが、他ならぬヒトログ自身がその書き込みの信頼度が低いと判定しており、一件落着。 …かと思いきや、「五右衛門はルパンのコレクション」と言われ、その信頼度が高いものだから、白黒つけるためにルパンと勝負と。ネット情報に流されてはいけません…。

本気の戦いは一応五右衛門の勝利…ということでいいのかな。五右衛門の気持ちを理解しているルパンなら、あえて手を抜いたということはないだろうけど、殺す気まであったかどうかは微妙なところか。 それにしても、それぞれのEpisodeでルパンは毎回死にかけてるな。

アミがエンゾの娘というのはエンゾの過去の話から想像できたけど、なんでアミは知ってたんだろうな。裏組織に攫われる前は母親と一緒にいてエンゾはおらず、その時点でかなり幼かったはずなのだが。 何にせよ、エンゾがこのことを信じるのか、信じたところで助けてくれるのか。

第23話

アミとエンゾ、感動の親子の再会に…ならないのは仕方ないにしても、アミに対するエンゾの態度が最悪である。 娘であることを信じないとか、それとルパンを助けることは別だとかいうならともかく、そもそも娘のことをなんとも思っていないという有様。酷ぇ…。

とりあえずルパンと五右衛門が捕まり、逃亡した次元もヒトログに追い詰められてピンチ。…が、それを助けに来たのが意外にもアルベール。セリフはほぼないけど、美味しいところを持っていくな〜。

護送中のルパンを助けに来た次元のガンアクションがなかなか格好いい。次元がここまでの大立ち回りをするのも珍しいし。

助けに来た次元だが、ルパンに求めたのは反撃ではなく引退。ヒトログという新しい世界の中で、もはや古い自分達は通用しないだろうと。 しかし、それでも「ルパン三世を最後まで演じる」というルパンの信念が格好いい。

次回、最終回に向けて反撃の準備を着々と進め、PART4のヒロインだったレベッカの名前も登場。 今回、アミがヒロインポジションだが、不二子も割と意味深なポジションを保っているし、このあたりもどうなるのか注目。

第24話(最終話)

PART4のヒロインであるレベッカに加え、まさかの「ハリマオの財宝を追え!」からダイアナまで登場!しかし、2人とも出番はほんのちょこっと。デザインについても、ダイアナは古い作品のキャラだから仕方ないにせよ、レベッカはつい最近のキャラなのに顔がなんか違ったのはどうなのか。

ルパンが素顔を不二子に晒したのは、ルパンなりの誠意というところか。っていうか、昔のシリーズの設定を知らないと、そもそもルパンの普段の顔自体が実は素顔じゃないということを知らない人が多いだろうな。

エンゾは敗北と同時にあっさり素直になり、アミのことも受け入れるなど、ハッピーエンドではあるもののご都合主義な感じが。ストーリー的には死んだ方が盛り上がったのではないだろうかとも思う。

アルベールが最後になってやたらと出張ってきたが、立場を捨てて泥棒稼業に戻ったのかね。まぁ、単にものを盗むというわけでもないだろうけど。

さて、全体を通しては2クールに渡ってかなり楽しめた。4つの中編で構成され、そのそれぞれがある程度関連性を持っているというあたり、続きが気になる良い構成だった。PART4と比べても、こちらの方が楽しめたと思う。

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