アニメ感想 かくりよの宿飯

web拍手 by FC2
第1話

うっかり妖怪の世界に連れてこられてしまったと思ったら、イケメンの鬼が「俺の嫁になれ」と。おまけに、その理由が「おまえのじいちゃんが作った借金の形に」って…。

もっとも、他にも理由はありそうな気がする。そもそも、借金の話が本当なのか疑問。孫娘が心配だから、自分の死後に面倒を見てくれ的な約束があったのかな。 それに加え、冒頭の回想シーンであった食べ物をくれた妖怪というのも、普通にいけば大旦那のことだろうし。

若旦那は親切なうえにモフモフで可愛い(笑)。あの優しさには裏なんてなさそうだし、今後、大旦那とヒロインとで三角関係になったりするのだろうか。

ヒロインの葵が大学2年というのは、この手の作品にしては年齢が上めだな。宿関係で働くのだから、お酒が飲めるくらいの年齢の方が都合が良かったのだろうか。

話の方は、そこそこというところ。とりあえずは継続視聴。

第2話

天狗の大将に料理を提供したところ気に入られ、大旦那から食事処を開く許可も得られたと。周囲の評価も上がったようだし、いい流れかな。

大旦那と葵の祖父とはどんな関係だったのやら。大旦那が葵をいじめる(?)理由になっているようだが、祖父との確執を孫で晴らすようなタイプには見えないのだが。

第3話

葵に対する周囲の態度が掌を返したように良くなった。前回の一件で認めてもらったといえば聞こえがいいが、ちょっと豹変しすぎじゃないですかね。

そんな中で、大旦那のことが好きで葵に対する嫉妬を隠そうともしない雪女。気持ちはわからなくもないけど、仕事サボって隠れて付いてきて、挙げ句の果てに葵が死にかねないような嫌がらせをするって、やり過ぎだよな〜。 当然、若女将の座も剥奪されそうな雰囲気で処分待ちになってしまったが、個人的には嫌いなキャラじゃないので、葵あたりがうまく取りなして穏便に済ませて欲しいとも思う。

さて、悪くはないけど取り立てて面白いというわけでもない本作で、場合によってはそろそろ切ってもいいかと思っていたが、一応は継続。とは言え、来週になったら「やっぱりやめ」となるかもしれないが。

第4話

実は嫌われ者だった雪女が熱を出して倒れちゃい、それを介抱したら、やたらとフレンドリーになった。上から目線なのは変わらないけど、ピリピリした雰囲気はなくなったかな。若女将の座がどうなるのかという点については、未だ解決してないけど。

土蜘蛛兄妹のケンカは傍迷惑だが、妹の方が圧倒的に強かった。兄貴の威厳が…。

葵の料理が実は霊力を含んでおり、あやかしにとって栄養剤的な効果があるというのには驚き。血筋のなせる業かね。ところで、ケンカに負けた兄貴は蜘蛛の姿のままでどうやって丼を食べるんだろう。

第5話

感動的な兄妹の別れ。権力を笠に着た一反木綿の大将がウザかったが、前回情けなかった兄貴が奮闘して、無事に妹を送り出すことができた。

大旦那は葵が現世に戻ったまま隔世に帰ってこない可能性も考えていたはずだが、たとえそれを葵が選んだとしてもいいと思っていた様子。まぁ、葵の性格上、そうはしないだろうとも思っていたのだろうが。

エンディングは土蜘蛛兄妹によるデュエットで、これがなかなかいい。ここで気付いたのだが、中の人同士が本物の姉弟だった。キャラクターとは年齢が逆だけど。

第6話

順調に開店できたと思ったら、嫌がらせを受けたり暗殺されかけたり、そして肝心な店は客が来なかったり。葵の作るものは妖怪好みらしいし、一度広まれば客は付くんだろうけどね。

お帳場に呼ばれたのはなんなのやら。採算が取れないから店をやめろとか?

ところで、今回は特にコマ数不足が酷かった。キャラの顔もおかしいところがあったし。

第7話

儲からなければとっとと食事処を畳めというお帳場長だったが、儲かったら掌を返したようにニコニコ顔。ここの連中、そんなやつばっか〜。

その食事処の客は、えらい作家先生に記事を書いてもらったことと金髪の座敷童のおかげで、今までのが嘘のような大繁盛。マスコミ+神通力の威力すげえな。

葵と大旦那様はとっととくっつけばいいのに。流されるままに動くのが嫌だというのはわかるけど、まんざらでもないじゃん。 まぁ、借金を返して無理矢理な結婚という形が解消されれば、落ち着くところに落ち着くのかな(幼少期にカレーをくれたお面のことは気になるが)。

第8話

お帳場長は意外とかわいいもの好きだった様子。そのお帳場長を無自覚に脅す葵、爺さんに似てきてませんかね?

老けて見えると勘違いした大旦那の焦りようがちょっと面白かった。実際、人間に比べればはるかに長生きしているんだろうけど、寿命からするとどの程度なのかね。

葵を攫ったのは何者やら。記念日に葵が料理を作ることを知った上での犯行のようだし、実行犯か情報提供者が身近にいそう。理由は天神屋もしくは大旦那への嫌がらせかな。

ところで、葵のことを昔助けたのは大旦那なのか若旦那なのか。雷が鳴ったときの励まし方は大旦那と一緒だし、大旦那はいくら恩人の孫娘だからと言って顔も知らないものと婚約を結ぼうとするとも思えないから、以前に葵と会っているはず。 若旦那は葵がカレー好きだと思っていたという点と、葵のことを助けた妖怪が若旦那の出身地のお面を被っていたというのがポイント。さてはて。

エンディングはこちらも特殊バージョンで、まさかのお帳場長が歌うことに。そしてその歌の内容がかわいすぎるだろ(笑)。

第9話

葵を閉じ込めたのは、まさかのダルマ達。犯人の関係者が身内にいるとは思っていたけど、こんな小物だったとは。自分達の師である板前長のために、同じ食事処として競合する葵を潰したかった様子。

犯人もわかり、来賓への食事もうまくいって万事解決と思いきや、ダルマ達をそそのかした黒幕がいるとのこと。金髪の座敷童はいいやつ?悪いやつ?

来賓の奥方は人間だそうだが、見た目と年齢が合ってない。隔世で暮らすことでそうなるのか、あやかしに嫁ぐことでそうなるのかはわからないが、葵も大旦那と結婚してこちらで暮らすとなると、文字通りの意味で人間をやめることになるのだろうか。

第10話

やはり先日の奥方がやたらと若かったのは、隔世にいる影響らしい。隔世の食べ物を食べていると、だんだんあやかしに近くなり、長生きするようになるのだとか。ただ、それで本当にあやかしになるわけではなく、基本は人間だし、あやかしと同じレベルまで寿命が延びるわけでもないらしい。

その奥方からは結婚の前祝いをもらい、大旦那も今回はやたらと積極的な発言が目立つし、葵もそろそろ観念時か?ただ、葵の場合は奥方と違い、元の世界に何ら未練がないというわけではないと思うのだが。

ラストには、先日の幽閉騒ぎの黒幕と思しきライバル店の偉いさんが乗り込んでくるという展開に。あからさまに大旦那が出かけた直後を狙ってきているし、正面切っては対抗できない小物だろうか。

第11話

今回やってきたのは葵をハメたダルマ達のバックにいたやつかと思ったのだが、普通に不器用でいい人(あやかし)達だった。

静奈は時彦のことをいろいろ言っていたが、その最後にあった「面倒くさい人」に全てが集約されている気がする(笑)。 まぁ、静奈も大概面倒くさいというか、不器用だとは思うけど。

葉鳥という天狗が若旦那のことを裏切り者みたいなこと言っていたが、聞いていると葉鳥の方も元々は天神屋にいたらしいし、だったらお互い様なんじゃ…。 というか、元々勤めていたところを辞めた順番で言ったら、葉鳥の方が先だろうよ。

ところで、今回は作画がなかなかヒドかった。コマ落ちしまくりだし、トマトがただの赤い丸だったりするし。どこぞのキャベツを思い出すな。

第12話

相変わらずコマ数不足が酷い。

迷子を追っかけるうちに、不思議な部屋に辿り着いて昔の写真を発見。ここまでも何度か出ている不思議な座敷わらしの姿もあったが、何者なんだろうね。

一つ目の子供達は、あの目でまばたきをしたり涙を流したりしているのにびっくり。いや、だって包帯の上に目の模様が描いてあるように見えたし…。

ラストでは若旦那が倒れていたが、何があったのやら。

ところで、第12話でまだ最終話にならないんだなと思っていたら、この作品って2クールだったんだな。しかも全26話と多め。

第13話

コマ数不足は多少マシになった気はするが、キャラの表情が全然動かないわ、犬が凄え不自然な走り方するわ。あと1クール保つのか?

若旦那が疲労でぶっ倒れていたが、葵の料理を食べたらあっさりと復活。以前も葵の料理には霊力が含まれているとか言っていたが、殆ど万能薬じゃないか。

大旦那が完全に尻に敷かれる気満々なのが笑える。せっかく葵に頼まれて買ってきたドライイーストが結果的に必ずしも買わなくてもよかったと言われたときや、葵から米とぎを頼まれたのに暁に奪われてしまったときの表情と言ったら(笑)。

ラストは若旦那が歌う特殊エンディング。元ライバル店の人間ということで、次回あたり一悶着あるのかね。

第14話

3分の1くらいがこれまでの回想という名の総集編で、いい加減にしろと言いたい。これまで作画が乱れまくっていたし、これで時間稼ぎをするということなのか。

そんなわけで、ストーリーは大して進まず。ライバル店が突然やってきたのは、元は向こうの店の従業員だった若旦那を連れ戻しに来たとのこと。 その判断はライバル店のボスがしたということだが、そいつはこちらの店の創設者でもあり、さらに、いろいろ謎な行動を取っていた金髪の座敷わらしだったと。

この座敷わらし、やたらと態度がでかいが、こいつに対して形としては頭を下げつつも嫌みを言ってやる大旦那が格好いい。

第15話

軟禁されたかと思いきや、食事や寝床はなにげに好待遇だし、脱獄したのがバレたのに「なんでここにいる」だけで済まされちゃうし、結構軽いな。

初めて天神屋に来たときと同じく、従業員に邪険にされ、嫌がらせを受けるが、天神屋で葵のことを気に入ってくれた天狗の爺さんがこっちに滞在しており、また爺さんの食事を作ることで状況が好転しそう。 天神屋の時といい、この爺さんには頭が上がらないね。

ところで、その爺さん、葵に対する態度がもう孫にデレデレのお爺ちゃんそのもの。葵がお願いしたらなんでも聞いてくれそうだ(笑)。

第16話

まさかの大旦那が乗り込んできた!いくらお帳場長に後のことを任せているからといって、主人自らが来るとは…。

葵の待遇は思ったより悪くないね。しょーもない嫌がらせはあるみたいだけど、味方もいるし。

ところで、もんじゃ焼きって駄菓子なのか?

第17話

今回も葵の料理でことがうまく進んだが、黄金童子はこれを狙って葵を攫ってきたっぽい?しかし、手伝って欲しいならそう言えば…ライバル店だと無理なんだろうか。 天神屋に来たときの様子を見ると、天神屋も自分のものと思っているようなので、そんなこと気にするとは思えないのだが。

葵と大旦那の初めての共同作業(違)により生まれた鬼火の愛がかわいい。いや、見た目は葵なんだけど、中身は生まれたての子供ということで、表情がね。

第18話

天狗の親子喧嘩を葵の料理で諫める話。

最終的には反省して仲直り(仮)もしたからいいけど、松葉様の横暴っぷりったら…。あれじゃ羽鳥も反抗するわな。

ところで、今回も作画がなかなか酷い。特にものの大きさや遠近感がおかしい。筑前煮の具材がでかすぎるだろ。

第19話

葵はいいように使われてるな〜。それが狙いで攫われてきたんだろうけど、銀次のためとは言え、自ら厄介ごとに首を突っ込むのは見ていて危なっかしい。

その銀次のことを葵はどう思っているのかね。大旦那様とはラブラブだし、銀次のことは仲間であり恩人であるという理由なのだとは思うが、それにだけにしてはやり過ぎのような…?

第20話

竜宮城で磯姫様の思念体と邂逅。予知能力でこの日のことを見て、葵にメッセージを残していた様子。

葵は大旦那が傷ついているといっていたが、どういうことなのか。終盤に向けた伏線になるのかな?

蘭丸と銀次は仲直りするのかと思ったのだが、今回はそれが果たされず。むしろ銀次がわがままを言っていたみたいな雰囲気も。

雷獣は一体どういうつもりなのやら。前回の儀式が失敗したのはこいつのせいであり、しかもその代わりに命を投げ出した磯姫様のことを犬死に呼ばわり。 黄金童子と言い、性格の悪いやつが力を持っているとロクなことがないな。

儀式に必要な料理は葵が作ることになるという話になり、儀式の道具も3つが葵のおかげで揃っていることからすると、折尾屋は葵に足を向けて寝られないと思うのだが、その辺はどうなっているのやら。 というか、いくら葵が特殊な人間だからと言って、この短期間に葵がこれだけ出来たことを他の連中が出来ないって、どれだけ無能なんだ。

第21話

今回は割と平和な回。

儀式に必要なものを持っている(という自称)の客相手に失敗してヘコんだ若女将の火鼠のフォローがメイン。 元の姿が結構かわいいが、火鼠の皮って蓬莱の玉の枝と同列のお宝だったような…。

客を怒らせた件については、たまたま来ていたお涼がうまく取りなしてくれて、事なきを得る。 お涼は酔っ払いのあしらい方がうまいんだろうけど、火鼠の方は旅館の若女将としてはその辺の実力が不足してるのではないだろうか。

全体としては、結構疑問点が残ることに…。問題の客が持っていたのは本当に蓬莱の玉の枝だったのか。 お涼は何しに来ていたのか。葵は面もつけずにその辺をウロウロしていて大丈夫だったのか。

第22話

雷獣がなかなかウザい。退屈だから刺激が欲しいという言い分はわかるが、それで儀式のような大事なものを破綻させるというのはいかれているだろう。

ただ、葵があやかしのことを信用しすぎているというのは正しい気がする。元々、街を出歩くときは人間だとバレないようにお面をつけろと言われており、実際に襲われたこともあるというのに、話が通じるからって気を抜きすぎ。 下手をすると、いざとなればマジで葵の丸焼きなんてものを海坊主に献上される可能性だってあるだろう。

第23話

やはり雷獣に食わされた飴には細工がしてあったか…。刺激と言ったって、儀式が成功することによる刺激だってあるだろうに、なんでわざわざ失敗させる方向に持っていこうとするのか…。 ただ、味がわからない状態だった葵が作った料理を食べ、それが美味しいことにショックを受けていたのはちょっとスッキリしたかな。早々におまえの思うとおりにはならんぞと。

雷獣が白夜相手にビビりまくっているのは一体何なんだ。単に苦手意識があるだけではなく、雷獣が放った雷を白夜はこともなげにはじき返していた。縫ノ陰様のことも軽く扱っていたし、一体何者? そもそも、何の妖怪なのかも今まで明かされていないが、雷獣と同レベルで古い妖怪の様子。名前からして、太陽にまつわる妖怪だろうか。

カエルの持ってきた蓬莱の玉の枝はやはり偽物だったか。代わりに、以前登場した縫ノ陰様が本物を持っていたが、異空間に保存してあるとのこと。なんでそんなところに…。

第24話

絵の中の世界で冒険をしたり仲直りをしたり。

やってる本人達はそれなりに大変だったのだろうけど、アニメ的には割と平和な回。

弱った状態の乱丸がかわいかったが、本人は「ノブナガの方がかわいい」とのこと。なんなの、ノブナガに対する扱いは!?未だに声優が不明だし!

必要な道具は全部揃ったが、宴会の肴は結局葵が作ることになりそう。いくら霊力が込められるとは言え、味がわからない状態で万全な料理になるのかね。

第25話

着々と準備が整っていき、雷獣の地味な嫌がらせも天神屋のヘルプにより無事対処。後は海坊主をつつがなくもてなせばいい…が、そう簡単には終わらない。

ここでもやっぱり雷獣…ではなく、なんとチビカッパが妨害!海坊主に出した料理に入っていたキュウリに釣られて、絶対に姿を見てはいけないとされている海坊主のいる御簾の中に入ってしまう。何しとんねん! それを引き戻すため、うっかり御簾の中に入ってしまう葵…。さて、どうなるのやら。

ただ、気になるのが、海坊主の手がやたらと小さかったことと、チビカッパがお気楽に接していたっぽいところ。上陸前はいかにも禍々しい化け物という感じだったが、実は見た目も中身ももっと弱くて、恥ずかしいから見られたくないという程度だったりするのだろうか。

第26話(最終話)

海坊主は実は寂しがり屋の子供でしたと。だったらなんで今まで遊んでやらなかったんだとか、そもそも何もしなくてもこいつが災いなんか起こしそうにないんじゃないかとか思っていたが、実はこいつは儀式で力をつけて災いを防ぐ立場だったらしい。なるほど。

それにしても、葵の無謀さは今回もなかなかのもの。チビカッパを追いかけてうっかり御簾の中に入ってしまったのは仕方がないにしても、躊躇なく海坊主に触るかね。結果論で問題なかったが、考えなしすぎるな〜。

迷惑愉快犯の雷獣は、最後に大旦那様がすごんで退散。ちょっとくらい痛い目に遭わせてやれば良かったのに。

昔、葵を助けてくれたのは、銀次と大旦那様の両方でしたか。基本的には大旦那様の意思で、実際に大旦那様が葵のところへ来ていたこともあったけど、銀次も手伝いで見守っていたと。

ところで、前回儀式が失敗したのは300年前とか言っていた気がするのだが、海坊主は100年後にまた来るという。元々100年おきだったのか?だったら100年前と200年前は普通に成功してたの? そのときの話題が全然出てこないし、てっきり300年ごとに行われるものだと思っていたのだが。

全体としては、まぁまぁ。それほど面白いとは思わなかったが、気に食わないというほどでもなかったので、惰性で。ただ、作画が全体的にかなり怪しかったのは問題だったな。

inserted by FC2 system