アニメ感想 ゴブリンスレイヤー

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第1話

最初は観るつもりがなかったが、人に勧められて。とりあえずマンガ版の無料配信で第1話分は読んだ。

マンガ版を読んだときもそう感じたが、なかなかにグロいね。アニメではもっと規制が入ったりグロシーンがカットされたりすると思ったが、少なくともマンガ版と比べて殆どカットされていない。 暗がりでのぼかし具合も、隠しすぎず見せすぎずで、なかなかいい按配。

登場人物の名前が職業だけというのは、まおゆう魔王勇者を思い出させる。

結構面白そうなので、このまま視聴継続で。

第2話

ゴブリンスレイヤーの過去が判明。意外に早かったな。

ゴブリン達に故郷を滅ぼされたため、異常なまでにゴブリンに恨みを持っており、根絶やしにしてやるという感じ。 現在は、町に出ていて唯一生き残った幼なじみの家に居候しているようだが、超無愛想だし、叔父さんには煙たがられている様子。 女の子は今後不幸に遭いそうな気がするのだが…それでわずかに残っていたゴブリンスレイヤーの人間らしさが崩壊とか。

過去はわかったものの、頑なに顔を隠す理由はまだわからず。食事の時まで兜を脱がないというのは、よほどの理由があるのか。それとも、実はあの女の子の幼なじみ本人ではないのか。

女神官はよくあの無愛想なのに付いていくな〜。それにやり方を改めろとか説教してるのも凄い(ほぼ無視されてるけど)。 ゴブリンスレイヤーもなんだかんだ面倒見ているみたいだし、案外いいコンビだな。

第3話

エルフ、ドワーフ、リザードマンからの依頼で、大口のゴブリン狩りへ。この3人とは今後もつるむことになるのかな。

しかし、漢字表記が妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶ってのが凄いな。ドワーフが鉱人というのはまだしも、エルフが妖精ってニュアンスが違う気がする。妖精人とかにすればいいのに。 というか、公式サイトのキャラ紹介で「森人」とあるのだから、それでいいじゃん。

ゴブリンスレイヤーの考えや感情を読む女神官のスキルがスゴいw幼なじみの牛飼娘を差し置いて、もはや嫁レベル。

ゴブリンスレイヤーは、意外にというか、コミュニケーションスキルは低くない様子。無口で無駄なことは言わないが、聞けば答えるし、酒のつまみを提供したりもする。単に気難しいのを誤解されているだけなのか?

エルフの弓の腕はさすがというか、軌道を曲げて横に並んだ相手を1本の矢で射貫くとは。絡み酒はいただけないが(笑)。

第4話

ゴブリンの巣を襲撃。冒頭で臭い消しのためにエルフがゴブリンの血まみれにされるのが哀れ。女神官の達観した表情もいい感じ(笑)。

捕まっていたエルフが「殺して」と言ったのに対し、「自分を殺してくれ」という意味で、ゴブリンスレイヤーがそれを実行しようとしたと勘違いした女神官だったが、そりゃ勘違いするわな〜。

ゴブリン達のボスはオーガだったが、やけに知能が高く、魔法まで行使する。この世界のオーガはそういうものなのか、それともこのオーガが上位種だったからなのか。 オーガが相手だとわかったとき、ゴブリンスレイヤーが「ゴブリンじゃないから何もしない」とか言い出すのではないかと思った。

冒険に憧れて飛び出してきたエルフにはなかなかキツい今回のミッションだったが、それでめげたわけではないようだし、冒険の楽しさをわからせてやるみたいなことを言っていたから、また今後も付き合いがあるのかな。

第5話

日常回。

この前の3人に冒険に誘われたり、ゴブリン以外の仕事も引き受けてみたりと、ゴブリンスレイヤーがちょっとずつ柔らかくなっている感じ。牛飼いの娘や女神官がいい影響を与えているのかな。

やらかした冒険者への処分を下すところに立ち会っていたが、あのチンピラ、また出てくるのだろうか。

ネズミ退治していた新米冒険者の方で、結構グロいシーンがあったけど、そういうのを自重しないのはこの作品のいいところ。 ただ、相方の女の子は鬼気迫る様子に引いてしまったのか、最後の酒場のシーンにいなかったが…。

次回はまた大口の依頼がありそうな感じ。

第6話

水の都へゴブリン退治に。相変わらずゴブリン以外への興味は感じられないが、仲間を仲間と思うようにはなってきているらしい。その仲間の言葉もちゃんと聞いてるし、いい傾向か。

ゴブリンは古い地下水路にいるということだったが、数がとんでもない。水路中いっぱいに住み着いているらしい。船を使ったりとやけに頭がいいが、ゴブリンスレイヤー曰く、学習能力は高いとのこと。

ただ、であればゴブリンに船という技術を教えたのが誰なのかという話。リザードマンの同族(違 のアリゲーターなんてものがいる水路で船を使って繁栄してきたというわけでもないだろうから、最近になって誰かがそのように仕向けたということらしい。目的は水の都を内部から落とすことだろうか。

依頼主である大司教は、かつて魔神王と戦った金等級の冒険者でもあるとのこと。だったらなんで自分でやらないのか。目が見えないようだから、それで冒険者は引退しているのかもしれないが、ゴブリンスレイヤーにびびっている様子は妙に思える。

第7話

水路の奥深くでゴブリンの親玉(ゴブリンチャンピオン)に遭遇。女神官が親玉に傷つけられ、エルフがゴブリン達にひん剥かれている様は、否が応でも第1話の悲劇を思い出さされる。 ゴブリンスレイヤーはチャンピオンの一撃をまともに食らって瀕死の重傷だし、全滅待ったなし。

幸いにと言うか、ゴブリンスレイヤーが執念でチャンピオンに深手を負わせ、ゴブリン達を撤退させることに成功したが、ゴブリンスレイヤーは倒れてしまい、生きているのかも怪しい状態。 っていうか、特殊エンディングがレクイエムだし…。

大司教の言っていた「ゴブリンスレイヤーがいつか消える」とは、それに対する女神官の「あの人(大司教)はゴブリンのことを知っている」とは、一体どういうことなのか。 単に戦いに敗れて死ぬことというには妙な言い方だし、それ以外でゴブリンを追い続けることが「消える」ことにつながるのだろうか。

第8話

瀕死の重傷だったゴブリンスレイヤーを救うため、処女の同衾…羨ましすぎるぞ!しかし、そんな便利な(と言っていいのかどうかわからないが)方法が何度も使えるわけはない気がするし、1人1回切りとかかな。あくまで同衾であり、処女を捧げるというわけではなさそうだから、何度でもいけるのかもしれないけど。

町中を買い物などで歩いている様子は完全にデート。牛飼いの少女との熾烈なヒロイン争いが…と言いたいところだけど、どう考えても女神官の方が優勢だな。

町の下の遺跡ではドラクエのメドーサボールみたいなやつが。みたいと言うか、ほぼそのまんま。その視線はあらゆるものを分解し、魔法も強制解除するという、なかなか厄介な仕様。 それに対して今回ゴブリンスレイヤーが使ったのは、粉じん爆発。それ、火攻めじゃないの…?

メドーサボールが守っていた祭壇には謎の鏡が。前にゴブリン達をこの遺跡に呼び込んだやつがいるみたいなことを言っていたが、それと関係がある?

第9話

地下水路のゴブリン達は転送装置である鏡の向こうからやってきていたことが判明。しかし、鏡の向こうにつながっていたのは一体どこなんだろう。ゴブリンスレイヤーが昔話で聞いたという月?

ゴブリン達を仕留めるために部屋を崩落させ、自分達は鏡の下に入って降ってきた瓦礫を転送装置でやり過ごすと。いろいろ考えるな〜。しかし、どう考えても物騒なやり方だし、うまく転送装置が働かなかったら自分達もぺちゃんこ。エルフが蹴っ飛ばすのもやむなし(笑)。

大司教は鏡の間のことまで知っており、本当の狙いは調査ではなく、恐怖の対象であるゴブリン達の始末だったとのこと。自身がかつてゴブリンに襲われたという話は前回言っていたが、今でも恐怖が消えてなかったんだな。

帰り道ではアイスクリームの話で和気あいあい。食い意地の張ったリザードマンとドワーフに、態度がかわいいエルフと、実に平和。

第10話

次回へ向けての箸休め的な回。

冒頭で魔神が勇者に倒されていたが、勇者達のセリフが死亡フラグ以外の何物でもない。無事に帰れて良かったね(笑)。

エルフ達は確か魔神に対抗するための戦力を求めてゴブリンスレイヤーに依頼してきたはずだったが、それ以降ゴブリンスレイヤーとゴブリン狩りをする以外に何もしている様子がない。 それでいいのかとは思ったが、魔神が倒されたなら晴れて好きにできるか。

ゴブリンスレイヤーに好意を持つ女性が既に5人も(女神官、牛飼娘、受付嬢、エルフ、大司教)おり、もはやハーレム状態。最後に笑うのは誰か。

ラストには、毎日過剰な警戒をしていると思っていたゴブリン襲撃のサインがついに見つかる。牧場は守れるのか。

第11話

先週は万策尽きての総集編だったが、今回は復帰。

平地で大量のゴブリンを迎え撃つのはいかなゴブリンスレイヤーであっても無理ということで、牛飼娘に逃げるよう伝えるが、「あなたは逃げないんでしょ」と居残る牛飼娘。 気持ちはわからんではないが、現実的に考えれば迷惑…。

こうなっては何が何でも牧場を守らにゃならんと、冒険者組合で頭を下げて協力を求めるゴブリンスレイヤー。報酬は自分が持つ全てというあたり、本気さが伝わってくる。 最初は渋っていた冒険者連中だったが、槍使いを皮切りに全員が参加。まぁ、変なやつとは思われていても、これまで迷惑をかけてきたわけではないし、真摯な態度も伝わったのだろう。

序盤はゴブリンスレイヤーの経験からくる知識でゴブリン達を的確に撃退していったが、大物登場でちょいとピンチか。ゴブリンチャンピオンって、前に地下水道で遭ってヤバかったやつだよな。 聖騎士クラスの連中が協力してくれていたからなんとかなってるが、これ、放置していたらマジで周辺の町がヤバかったのでは。

ラストはゴブリンスレイヤー自ら、敵の大将を討ちに行くところ。女神官の姿が見えないが、一緒について行ってるのかな?

第12話(最終話)

ゴブリンロード討伐。

配下の軍団が劣勢と見るや即撤退という、非常に知能が高い厄介なやつ。それにしても、人質を孕ませて数を増やすって、その人質はゴブリン以外の人間やエルフあたりだよな? 異種族と交わって生まれた子どもはゴブリンになるのか。なんかオークと同じような設定だが、ゴブリンにもそういうのがあるのか?

以前にボロボロになって倒したゴブリンチャンピオンすら配下に置くヤバいやつで、そんなのを1人で相手にするとか無茶が過ぎる気はしたが、案外善戦してる? ロードは統率力重視で、戦闘能力はそこまでではないのだろうか。

それでもやはり1人で勝つのは難しかったらしく、追い詰められてピンチのゴブリンスレイヤー。しかしそこへ女神官が登場し、プロテクションの魔法でロードの攻撃を防ぐ…だけでなく、前後から挟み込んで動きを封じ、腹に刺さった剣をさらに押し込むという強烈な使い方を! どうやらゴブリンスレイヤーが囮で、メインが女神官だったとのこと。なんという…。

ラストはゴブリンスレイヤーが望めばみんないつでも助けてくれると女神官が諭したり、今回の件での女神官への個人的な報酬として兜を取って見せたり。 ゴブリンスレイヤーも「冒険者になりたい」と、かなり人間味が増しているな。

さて、今期観ていた中でも1・2を争う良い作品だった。ダークファンタジー的なのが好みだというのもあるが、演出で非常に迫力があったのが良かった。2期も是非お願いしたい。

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