アニメ感想 少女終末旅行

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第1話

原作未読。終末世界でのあれやこれや?を描く作品。

登場人物は今のところ主人公2人だけ。今後、他の人間とかかわったり仲間が増えたりすることはあるのだろうか。

今のところ事件らしい事件はなく、ただ生きるために旅をしている2人を描く感じか。 ただ、終末世界ならではの殺伐とした雰囲気は漂っており、後半のレーションを奪うシーンは、本人達は冗談の一部なのかもしれないが笑えない…。

今後面白くなるかどうかはまだわからない。しばらく継続視聴で。

第2話

この世界がどんな状態なのか、いろいろと疑問が湧いてくる。

発電所にお湯が通った配管があったということは、地熱発電だと思われるが、曲がりなりにも施設の機能が生きているということは、人類があのような状態になったのは、それほど前ではないのか?レーションも腐ってなかったし。 ただ、その割にはあのような状態になる以前の知識や文明が伝わってなさ過ぎる気もする。

魚を見つけ、人間以外の生物が残っているとは思わなかったと言っていたが、それは世界戦争の結果人間以外の生物が滅んだのか、それともそれ以前に生態系は崩壊しており、その行き着いた先にああなったのか。 戦争ひとつで全ての生物が滅ぶということはないだろうし、おそらくは後者か?

魚がどこから来たのかということについて、上層からじゃないかと言っていたが、今いるところの上空に何かあるのか?なんか巨大な柱のようなものが立っていたし、人類の超科学により、この世界は物理的に複数の階層に分けられ、それぞれに人間が暮らしていたのかもしれない。 海が足の下にあるというようなことも言っていたし、今いるのは中間層なのだろうか。

ユーリは脳味噌空っぽだな。10秒前に言われたことも覚えてないんかい。それがちょっとドジなくらいならいいが、相棒の大切なものを燃やしたり、前回のように食料を奪ったりというのは、なんか行き過ぎな気がする。 そういうキャラであり、物語の中ではそれほど深刻に捉えられていないというのもわかるが、なんか見ていて好きになれない。

第3話

回想シーン以外で初めてメイン2人以外の人間が登場。

こんな世界だし、もしかしたら利用するだけ利用して、最後に襲いかかってくるパターンかとも思ったのだが、普通にいい人だった。

地図を作っているなんて、こんな世界だったら重宝されるだろうし、商売でもやったらさぞ儲かるかとも思ったが、そもそもそんなことが成立しない世界なんだろうな。 そういうのって、一定数以上の人間のコミュニティがないとできないし。

やはりこの世界は複数階層の街からなっているようだが、それを作ったのは古代人というレベルの昔の人間で、今生きている人間が「ご先祖様」と呼ぶのよりもはるかに前のことらしい。 当然、その古代人は今はいないようなので、今の荒廃した世界は「ご先祖様」から連なる連中が近代になって起こした戦争か何かが原因なのか。

今回登場した地図の人は、わざわざCパートで少し出ていたし、今後再会することもあるのだろうか。

第4話

チンアナゴのようなニョロニョロのような、謎の石像がいっぱい。あれ、何だろう…。

寺院があるのはいいが、どうやって光ってるんだろうね。街の中は街灯があったが、寺院の中にそれっぽいのはなかったし、部屋全体が光ってるような感じだった。

第5話

やけに早く終わったと思ったら、なんと3本立て。サザエさん以外でこういうのは滅多にないぞ。

今回は新キャラが登場するわけでもなく、実に平和。ラストは特殊エンディングで、これも良かった。

第6話

新しい登場人物として、飛行機を作って街を出ようというイシイが登場。

飛行機作りを手伝うのを条件に、壊れた車を修理してくれたり、食料も提供してくれたりと、非常にいい人。あんな世界だし、物騒な人だっているだろうから、以前に出会ったカナザワと言い、出会いに恵まれてるな。

ラストは少し残念。こうなる気はしてたけど。でも、海の向こうに他の街があるというのは新しい発見だったな。

第7話

迷路とお料理教室の回。

チトは高所恐怖症。しっかりしているようでいて、こういうところで弱かったりするのはちょっとかわいい。野生児なユーリはその辺強いけど。

食料生産工場はレーション製造工場だったか。レーションの材料が芋なのはいいとして、地中ではなく地上にでき、しかもあんな妙な形のものを芋と言っていいのか。

工場自体は止まりかけていたが、既に作られた芋デンプンや添加物は残っていたと。砂糖がガッツリ残っていたけど、虫が湧いたりしなかったのかな。 そういうものが既に存在しないのか、工場の仕組みで自動的にそういうのを排除しているのか。

最後にユーリがいろんな形のレーションを作っていたのにはクスッとした。チトの顔を作るのはいいけど、それ、どこかの石像そっくりじゃん(笑)。

第8話

巨大なコインロッカーだか貸金庫だかは何だと思ったら、タイムカプセル兼墓標という感じか。でも、生前に思い出の品を預けているのだろうし、墓標というのはちょっと違うか。 何にせよ、宗教的な何かではある様子。寺院にいっぱいいたあのチンアナゴだかニョロニョロだかもいたし。

螺旋を上るのはなかなかおっかなかった。特に外郭を通るとき。以前に中層に上がってきた時もそうだったけど、あと一歩で潰れたトマトじゃん。

ビールって、栓さえ開かなければ長期間保つものなのだろうか。2人の内、少なくともどちらかは性格変わるだろうなとは思ってたけど、やはりというかはっちゃけたのはチトの方。2日酔いもお約束ですな(笑)。

第9話

生き物の定義という奥深いテーマ。いつか終わりが訪れるものという答えは、なかなか哲学的だな。

水槽を管理しているロボットのAIは半端ない高レベルだった。これはこの都市を作った旧人類の作なんだろうな。都市自体のことも合わせ、凄い科学力。 地球自体の制御に頼らない、科学の力を使った環境コントロールみたいなことをしていたというが、それが行きすぎた結果がこの荒廃した世界なのだろうか。

第10話

ラジオから聞こえる音は何なのだろう。自動で動くようになっている工場や電車があるくらいだし、決められた音声データをエンドレスでラジオ波に乗せて流している施設があるのかもだけど。

そしてこの終盤に来て、新たな旅の道連れが。というか、あれ、何だろう…。形状からしてなんなのかさっぱりわからないし、マネでとは言え人語らしきものを発するとは。

第11話

前回のラストから引き続き、猫ならぬヌコとの旅。こいつ、寺院とかにあった謎の像と似ているが、どういうつながりなのやら。

銃弾を食うヌコには驚いたが、それ以上にそんなものを食わせようとしたユーリに驚きだよ! おまけに古代の機械を稼働させたりできるし、こいつ、生物ではなく成長型のAIを搭載したロボットなのでは?

第12話(最終話)

ヌコ、何者?マジであれ何!?でかいやつの名前がスタッフロールで「エリンギ」ってなってたけど…。

やってることはわかったが、一体どこから来たのやら。存在意義からすると、寄生獣のパラサイトのようなものか。

あいつらが把握している範囲で、この世界に人間がいないというのはショック。ということは、カナザワとイシイは既に…。 一応、把握しているのは最上層以外ということなので、最上層にいっている可能性もあるが、カナザワは地図を作りながらの旅で積極的に上層を目指していたかはわからないし、イシイに至っては一度下層に落ちてるし…。

あと、イシイが目指していた他の都市というのも、どうやら状況は絶望的の様子。過去の映像を見ていると、世界中にあった他の都市と連絡が取れなくなっていたようだし。人類全滅までいってるかどうかはわからないが、少なくとも互いに連絡が取れる状況にはないだろう。

世界が今の状態になったのは、デジカメに平和な時の映像が残っている程度に最近のことのようだが、チトとユーリが魚やチョコレートなどを知らないあたり、戦争が始まった時点ではまだ生まれていなかったか、物心がつかないくらい幼かったのだろうか。

原作はまだ終わっていないということで、2人の旅はまだまだ続くエンド。最上層には何があるのやら。

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